GLOSSARY

ダイシング・研磨とは

Dicing and Grinding Equipment
最終更新:2026-08-17ダイシング・研磨装置

定義・解説

ダイシング・研磨装置(Dicing and Grinding Equipment)は、半導体ウェハを個々のチップ(ダイ)に切り分ける工程(ダイシング)と、ウェハ裏面を薄型化する工程(バックグラインディング)で使用される後工程装置の総称です。いずれも精密な機械加工技術が核心であり、DISCO(ディスコ)が世界市場で圧倒的なリーダーシップを持ちます。

ダイシング(切断)の主な方式はブレードダイシング(Diamond Blade Dicing)とレーザーダイシング(Laser Dicing)です。ブレードダイシングはダイヤモンド砥粒を埋め込んだ極薄の回転ブレード(厚さ10〜100μm)でウェハを切断する最も一般的な方式です。レーザーダイシングはレーザー光で内部に加工点を形成し割断するインビジブルレーザーダイシング(ILD)が薄型ウェハや微細切断に使われます。DBG(Dicing Before Grinding)は先にダイシングしてからウェハを薄型化する手法で、チッピングを減らし薄型ダイの製造に適しています。

バックグラインディング(Back Grinding:裏面研削)は、前工程完了後のウェハ(通常775μm厚)をパッケージ要件や積層に適した厚さ(50〜300μm、3D IC向けでは<50μm)まで裏面から研削・研磨して薄型化する工程です。粗研削(ホイール研削)→仕上げ研削→ポリッシュ(CMP様の仕上げ)の順で行われます。薄型化されたウェハは割れやすいため、研削中はサポートフィルム(BG tape)がウェハを保護します。

先進パッケージング(3D IC・HBM・チップレット)の普及に伴い、超薄型ダイ(<30μm)へのニーズが高まっています。超薄型ウェハのハンドリングには、サポートウェハへの仮接着(Temporary Bonding)→研削→デボンディング(剥離)というシーケンスが使われ、Brewer Science・3M・信越化学などの仮接着材料と、EV Group・SUSS MicroTecのデボンディング装置が組み合わされます。

ダイシング・研磨装置の主要メーカーはDISCO(世界シェア約70〜80%:DFD・DFG・DAL系)が圧倒的リーダーで、東京精密(ACCRETECH:ADM・AWR系)が続きます。DISCOはブレードダイシング・レーザーダイシング・バックグラインダー・CMP全ての後工程精密加工装置を一貫して提供し、世界の半導体ファブの後工程ラインに深く組み込まれています。

設備の製造メーカー

DISCO日本

「切る・削る・磨く」技術の世界的リーダー。ダイシングソー、グラインダで市場トップシェアを持ち、超薄ウェーハ加工…

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東京精密(Accretech)日本

日本の精密計測・半導体製造装置メーカー。ウェーハプロービングシステムおよびダイシング装置で高い技術力を誇る。

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ダイシング・研磨装置

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比較・違いを学ぶ

レーザーダイシングとブレードダイシングの違い(ダイシング方式の比較)
ダイシングはウェハを個々のチップ(ダイ)に切り分ける後工程です。ブレードダイシングはダイヤモンドブレードで機械的に切削する伝統的手法で、汎用性とコストに優れます
ステルスダイシングとブレードダイシングの違い
ブレードダイシングは回転する砥石でウェハを削り取る従来の個片化法、ステルスダイシングはウェハ内部にレーザーで改質層を作りテープ拡張で割断するDISCOの技術です
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