GLOSSARY

プロセス管理とは

Process Control
最終更新:2026-09-01計測装置前工程装置

定義・解説

プロセスコントロール(Process Control)は、半導体製造における各工程の品質・精度・安定性を維持・向上させるために、計測データをリアルタイムまたはウェハ間・ロット間でフィードバック・フィードフォワードする制御システムおよび技術の総称です。歩留まり向上・製品特性のばらつき低減・設備の安定稼働に直結する製造管理の核心技術です。

主な手法はAPC(Advanced Process Control)で、SPC(Statistical Process Control:統計的工程管理)とR2R(Run-to-Run)制御が基本構成です。SPCは制御図(管理図)を用いて工程の変動を統計的に監視し、上下管理限界(UCL/LCL)を外れた異常を自動検知します。R2R制御は直前の計測結果を基に次のロット・ウェハの装置パラメータを自動補正し、工程誤差を累積させません。

フィードフォワード制御は、前工程の計測結果(ウェハ厚さ・膜厚・パターン線幅など)を次工程の条件設定に事前に反映させる手法です。例えば、CVD成膜後の膜厚計測結果をCMPの研磨時間・圧力に反映させることで、CMP後の膜厚を目標値に精密に管理します。フィードバック制御と組み合わせることで、より高精度な工程管理が実現します。

バーチャルメトロロジー(Virtual Metrology:VM)は、実際の計測(インラインメトロロジー)の代わりに、プロセスデータ(ガス流量・圧力・温度・電力など)から機械学習モデルで品質パラメータを予測する技術です。計測時間とコストを削減しながらウェハ全数モニタリングを実現できるため、先端ファブで採用が進んでいます。

プロセスコントロールの主要ソリューションベンダーはKLA(Catalyst APCプラットフォーム)、Applied Materials(SmartFab)、PDF Solutions(Exensio)、東京エレクトロン(TACT)などです。AI・機械学習の活用によって異常検知精度や予測精度が向上しており、FAB全体のYME(Yield Management and Enhancement)統合基盤の整備が急速に進んでいます。

この用語を扱う職種

前工程(ウェハプロセス)プロセスエンジニア(半導体前工程)前工程(ウェハプロセス)プロセスインテグレーションエンジニア装置・材料メーカーフィールドサービスエンジニア(FSE / CE)装置・材料メーカーアプリケーションエンジニア(装置・材料メーカー)

設備の製造メーカー

KLA米国

半導体検査・計測装置の世界的リーダー。AI駆動の欠陥検出と先進データ分析により、歩留まり向上とプロセス開発を加…

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Applied Materials米国

世界最大の半導体製造装置サプライヤー。成膜、除去、改質、分析の包括的な製品ポートフォリオで、ウェーハ製造の全工…

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日立ハイテク日本

世界をリードする計測・検査技術のパイオニア。電子顕微鏡技術を核とした「見る・測る・分析する」の総合力で、2nm…

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横河電機日本

産業用計測・制御システムの国内大手メーカー。半導体ファブ向けにはプローバー関連装置やプロセス計測機器を含む幅広…

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関連カテゴリ

計測装置
前工程装置

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