GLOSSARY

ダイヤモンド構造とは

Diamond Cubic Structure
最終更新:2026-07-27材料

定義・解説

ダイヤモンド構造(ダイヤモンドこうぞう)とは、各原子が周囲の4つの原子と正四面体状に共有結合した立方晶の結晶構造です。炭素のダイヤモンドがこの構造を取ることから名付けられ、シリコン・ゲルマニウムといった代表的な半導体もこの構造を持ちます。

ダイヤモンド構造は、面心立方格子を2つ、対角線方向に1/4ずらして重ねた構造として表されます。各原子が4本の共有結合を正四面体の頂点方向に伸ばすため、結合が強く、機械的に硬く、熱的にも安定です。この4配位の共有結合ネットワークがシリコンの半導体としての性質を支えています。

GaAsやZnSなどの化合物半導体は、ダイヤモンド構造の2種類の原子サイトを別々の元素が占めた閃亜鉛鉱型(ジンクブレンド)構造を取ります。構造はダイヤモンド構造と同じ骨格ですが、2種類の原子からなる点が異なり、直接遷移型のバンド構造による発光デバイスなどに応用されます。

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