最終更新 2026-10-10

単結晶とは

Single Crystal
目次5項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. 関連用語
  4. 比較・違いを学ぶ
  5. 出典・参考資料

定義・解説

単結晶(たんけっしょう)とは、材料全体にわたって原子が一つの連続した規則配列を保っている結晶のことです。結晶方位が途中で変わる粒界を含まず、モノクリスタルとも呼ばれます。半導体デバイスは、原則としてこの単結晶シリコン上に作られます。

単結晶に対し、小さな結晶(結晶粒)が多数集まり粒界を含むものを多結晶、原子配列に長距離秩序がないものをアモルファス(非晶質)と呼びます。粒界はキャリアの散乱や再結合の原因となるため、高性能なトランジスタには粒界のない単結晶が不可欠です。

半導体用の単結晶シリコンは、チョクラルスキー法(CZ法)やフローティングゾーン法(FZ法)で育成されます。種結晶から融液を引き上げて直径300mmの大きな単結晶インゴットを作り、スライス・研磨してウェハにします。パワー半導体では高純度が得られるFZ法、汎用ロジック・メモリでは大口径・低コストのCZ法が主に使われます。

図解

単結晶・多結晶・アモルファスの比較
半導体デバイスは原則として単結晶シリコンの上に作られる。

あわせて読みたい

チョクラルスキー法とは(単結晶育成)→フローティングゾーン法とは(用語解説)→結晶構造とは(用語解説)→

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出典・参考資料

  1. 立命館大学 藤野毅「半導体工学(1) 半導体とシリコン結晶」(2026/10/10 確認)