目次6項目
- 定義・解説
- 図解
- よくある質問
- 関連用語
- 比較・違いを学ぶ
- 出典・参考資料
定義・解説
面方位(めんほうい)とは、シリコンウェハの表面がどの結晶面に沿って切り出されているかを示すもので、ミラー指数を使って(100)面・(110)面・(111)面などと表されます。ウェハ結晶方位・結晶面とも呼ばれ、デバイス特性を左右する重要な仕様です。
面方位が異なると、表面の原子密度、酸化速度、エッチング速度、キャリア移動度が変わります。現在の先端ロジックとメモリは主に(100)面ウェハを使用します。これは(100)面でシリコンと酸化膜の界面準位密度が最も低く、高品質なMOS界面が得られるためです。
ウェハには面方位や導電型を示すためにオリエンテーションフラット(ノッチ)が付けられています。また、(111)面は結晶面に沿った異方性エッチングでV溝や垂直壁を形成できるため、MEMSやパワーデバイスで活用されます。面方位の選択は、性能・歩留まり・加工性を総合的に判断して決められます。
図解
面方位はウェハの仕様の1つで、ノッチの位置と組み合わせて指定する。よくある質問(FAQ)
面方位(結晶面)とは何ですか?
シリコンウェハの表面がどの結晶面に沿って切り出されているかを、ミラー指数で(100)面・(111)面などと表したものです。ウェハの重要な仕様の一つです。
なぜ(100)面ウェハが主流なのですか?
(100)面ではシリコンと酸化膜の界面準位密度が最も低く、高品質なMOS界面が得られるためです。先端ロジックとメモリの多くが(100)面ウェハを使用します。
オリエンテーションフラット(ノッチ)とは何ですか?
ウェハの面方位や導電型を示すために、外周に付けられた切り欠きです。装置がウェハの結晶方位を認識してアライメントするための基準になります。
同じトピックの用語
半導体物理・結晶の基礎 のトピックで関連する用語です。