GLOSSARY

ステッパ(縮小投影露光装置)とは

Stepper
最終更新:2026-08-02露光装置

ステッパ(縮小投影露光装置)とは?

ステッパ(縮小投影露光装置)とは、レチクルの回路パターンを縮小投影レンズでウェハ上の1区画(ショット)に露光し、ウェハを少しずつ動かしながら同じ露光を繰り返す「ステップ・アンド・リピート」方式の露光装置です。1980年代以降のリソグラフィの主役となりましたが、現在の前工程では走査方式のスキャナーに置き換わっています。

定義・解説

ステッパ(Stepper)は、フォトマスク(レチクル)の回路パターンを縮小投影レンズでウェハ上の1区画(ショット)に露光し、ウェハを少しずつ動かしながら同じ露光を繰り返す「ステップ・アンド・リピート」方式の露光装置です。1980年代以降のリソグラフィの主役となり、微細化を牽引してきました。

ステッパは通常、レチクルのパターンを1/4や1/5に縮小して転写します。これによりレチクル製造の負担を軽減しつつ微細パターンを形成できます。光源はi線(365nm)・KrF(248nm)・ArF(193nm)などが用途に応じて使われます。

現在の最先端では、レチクルとウェハを同期して走査しながら露光する「ステップ・アンド・スキャン」方式のスキャナが主流ですが、ステッパは成熟ノードや特定用途で今も使われます。ステッパとスキャナの違いは、1ショットを一括露光するか走査露光するかにあります。

装置はニコン・キヤノン・ASMLが主要メーカーです。scannerやi-line-stepper、immersion-lithography、lithography-equipmentの各項とあわせて読むと、露光装置の方式と世代の違いが体系的に理解できます。

よくある質問(FAQ)

ステッパはなぜ「ステップ・アンド・リピート」なのですか?
レンズで縮小投影できる範囲がウェハ全面より狭いため、1つの区画(ショット)を露光したらウェハを一定量だけ動かし(ステップ)、同じ露光を繰り返す(リピート)必要があるからです。この動作が名前の由来です。
ステッパの前は何が使われていたのですか?
ウェハとマスクを密着させて露光するコンタクト露光や、わずかに離すプロキシミティ露光、そしてウェハ全面を1:1で一括露光するミラープロジェクションアライナーです。ステッパは縮小投影により、マスクの製造精度要求を緩めつつ解像度を上げました。
ステッパは今も使われていますか?
先端の前工程はほぼすべてスキャナーに置き換わりましたが、後工程(先進パッケージングの再配線層形成)や、MEMS・パワーデバイスなど解像度要求の緩い分野では現在もステッパが使われています。

デバイスの製造メーカー

ニコン(Nikon)日本

DUVスキャナーおよびi線ステッパーの主要メーカー。高解像度光学技術とウェーハステージ技術に強みを持ち、成熟プ…

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キヤノン(Canon)日本

i線・KrFステッパーを長年供給する露光装置メーカー。近年はナノインプリント・リソグラフィ(NIL)を量産化し…

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ASMLオランダ

EUV露光装置の唯一のグローバルサプライヤー。極紫外光リソグラフィ技術でムーアの法則を延命させ、5nm以下の先…

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