GLOSSARY

ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)とは

Zener Diode
最終更新:2026-08-02製造プロセス

ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)とは?

ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)とは、逆方向に一定以上の電圧を加えると急激に電流が流れ、その電圧がほぼ一定に保たれる性質を利用したダイオードです。ツェナー降伏とアバランシェ降伏という2つの現象を使い分けており、基準電圧の生成や、過電圧から回路を守るサージ保護に使われます。

定義・解説

ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)とは、逆方向に一定以上の電圧(ツェナー電圧/降伏電圧)を加えると急激に電流が流れ、電圧がほぼ一定に保たれる性質を利用したダイオードです。ツェナー降伏とアバランシェ降伏という2つの現象を利用します。

この定電圧特性を生かして、電源回路の基準電圧源、電圧安定化、サージや静電気からの保護回路などに広く使われます。降伏電圧は数V〜数百Vまで設計でき、用途に応じて選択されます。小型・安価で信頼性が高く、あらゆる電子機器に組み込まれています。

ツェナーダイオードは逆方向に使い、ツェナー電圧に達すると降伏現象で急に電流が流れますが、素子自体は壊れず、電圧をほぼ一定に保ちます。約5V以下ではツェナー降伏、それ以上ではアバランシェ降伏が主に働きます。

代表的な使い方は、抵抗と組み合わせた簡易な基準電圧源や電圧安定化回路、入力に過電圧やサージが加わったときに電圧を制限する保護回路です。小型・安価で扱いやすいため、電源回路をはじめ多くの電子機器に組み込まれています。

よくある質問(FAQ)

ツェナーダイオードとは何ですか?
逆方向に一定電圧(ツェナー電圧)以上を加えると急に電流が流れ、電圧をほぼ一定に保つダイオードです。定電圧ダイオードとも呼ばれます。
ツェナー降伏とアバランシェ降伏の違いは何ですか?
ツェナー降伏はおおむね5V以下の低い電圧で起こる量子トンネル効果による降伏、アバランシェ降伏はそれ以上で起こる電子なだれによる降伏です。どちらも電圧をほぼ一定に保ちます。
ツェナーダイオードは何に使いますか?
電源回路の基準電圧源、電圧の安定化、サージや静電気から回路を守る保護回路などに使われます。降伏電圧は数V〜数百Vまで選べます。

デバイスの製造メーカー

ローム(ROHM)日本

パワー半導体・SiCデバイス・LED・抵抗器の総合半導体IDM。日本でSiC事業を早期に強化し、EV・産業機器…

企業詳細を見る →
onsemi(ON Semiconductor)米国

パワー半導体・CMOSイメージセンサー・SiCデバイスのIDM大手。EV・ADAS・産業・5G向けに自社ファブ…

企業詳細を見る →
STMicroelectronics(ST)CH

フランス・イタリア合弁で設立された欧州大手半導体メーカー。STM32マイコン・SiCデバイス・MEMS・イメー…

企業詳細を見る →
Texas Instruments(TI)米国

アナログ半導体・組み込みプロセッサの世界最大手IDM。アンプ・電源IC・マイコン(MSP430・C2000)を…

企業詳細を見る →

関連カテゴリ

製造プロセス

関連用語

ダイオードとは →pn接合とは →パワー半導体とは →ショットキーバリアダイオードとは →トンネル効果とは →
← 用語集に戻る