最終更新 2026-10-07

レーザーダイシングとは

Laser Dicing
目次8項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. 紛らわしい言葉の切り分け
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連する製品
  6. 関連用語
  7. 比較・違いを学ぶ
  8. 出典・参考資料

定義・解説

レーザーダイシングは、半導体ウェハを個々のチップ(ダイ)に切断する際に、ダイヤモンドブレードソーに代わりレーザー光を使用するダイシング技術です。カーフ幅(切断幅)をブレードソーより大幅に縮小でき、1枚のウェハからより多くのチップを取り出せるため、特にSiC・GaAsなど高価な化合物半導体ウェハでの歩留まり向上に有効です。

ステルスダイシング(SD)が主要方式として普及しています。ウェハ内部にレーザーを集光させ改質層を形成した後、テープ拡張でウェハを個片化する方式で、表面への熱ダメージを最小化します。他にもアブレーションダイシング(表面レーザー照射)やDBG(先ダイシング後薄化)との組み合わせも活用されます。

薄化ウェハ(50μm以下)や脆性材料(SiC・GaN)のダイシングでは、ブレードによるチッピング・クラックが問題となりレーザーダイシングの優位性が発揮されます。主要装置メーカーはディスコ(DISCO)、東京精密(Accretech)で、浜松ホトニクスはステルスダイシング方式の特許を保有しています。

図解

レーザーダイシングの方式(ステルス・アブレーション・グルービング)
1枚のウェハから取れるチップを増やせる。

紛らわしい言葉の切り分け

レーザーダイシングとブレードダイシング。違いはウェハに触れるかどうかです。レーザーダイシングは非接触で加工するため機械的な力が小さく、薄いウェハや脆い材料に向きます。ブレードダイシングはダイヤモンドの刃で切る伝統的な方法で、欠けは出やすいものの、厚いウェハまで安定して安く切れます。 比較記事 →

関連するデータ・ツール

計算・換算ツールシリコンの光吸収係数・侵入長 計算ツール

この用語を扱う職種

後工程(実装・テスト)ダイシング・薄化エンジニア

設備の製造メーカー

この用語に関連する製品

型番は各社の公式製品ページで確認したものです。出典のリンクは各製品ページに載せています。

DFD6362DISCO・ダイシングソー
ALSI LASER1205ASMPT・レーザーダイシング装置
DFL7362DISCO・レーザーダイシング装置
DFL7160DISCO・レーザーダイシング装置
DFL7262DISCO・レーザーダイシング装置
DFL7341DISCO・レーザーダイシング装置
DFL7362FHDISCO・レーザーダイシング装置
DFL7560LDISCO・レーザーダイシング装置
DFL7562DISCO・レーザーダイシング装置

関連する装置カテゴリ

同じトピックの用語

ダイシング・研削 のトピックで関連する用語です。

比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. DISCO「DFD6362 製品ページ」(2026/10/07 確認)
  2. ASMPT「ALSI LASER1205 製品ページ」(2026/10/07 確認)