GLOSSARY

ウェハ薄化とは

Wafer Thinning
最終更新:2026-08-17ダイシング・研磨装置

定義・解説

ウェハ薄化(Wafer Thinning)は、完成したウェハの裏面を研削・研磨して厚みを削減するプロセスです。標準的な300mmウェハの厚さは775μm前後ですが、3次元積層パッケージング(TSV・HBM・ハイブリッドボンディング)では複数のダイを積み重ねるため、50μm以下(場合によっては20μm以下)まで薄化する必要があります。ウェハ薄化はバックグラインダーによる機械研削が主体で、後工程の先端化とともに重要性が急増しています。

ウェハ薄化プロセスは主に3段階で構成されます。①グラインディング(粗研削):ダイヤモンド砥石で素早く大量に除去します。②ファイングラインディング(精研削):細かい砥石で表面粗さを低減します。③CMP/ドライポリッシュ(仕上げ):研削ダメージ層を除去し平坦化します。薄化前には表面の回路パターンを保護するためサポートウェハやテープを貼り付けるサポート接合(Temporary Bonding)が必要です。

薄化ウェハは極めて脆く、取り扱いには特別な搬送・チャック技術が必要です。薄化後のウェハ上でTSV(シリコン貫通ビア)の裏面露出・バリア/シード成膜・CMP・ダイシングが続けて行われます。主要装置メーカーはディスコ(DISCO)と東京精密(Accretech)が市場を二分しており、TAIKO研削方式(ウェハ外周リングを残して薄化する)など独自技術で差別化しています。

設備の製造メーカー

DISCO日本

「切る・削る・磨く」技術の世界的リーダー。ダイシングソー、グラインダで市場トップシェアを持ち、超薄ウェーハ加工…

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東京精密(Accretech)日本

日本の精密計測・半導体製造装置メーカー。ウェーハプロービングシステムおよびダイシング装置で高い技術力を誇る。

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関連カテゴリ

ダイシング・研磨装置

関連用語

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比較・違いを学ぶ

レーザーダイシングとブレードダイシングの違い(ダイシング方式の比較)
ダイシングはウェハを個々のチップ(ダイ)に切り分ける後工程です。ブレードダイシングはダイヤモンドブレードで機械的に切削する伝統的手法で、汎用性とコストに優れます
ステルスダイシングとブレードダイシングの違い
ブレードダイシングは回転する砥石でウェハを削り取る従来の個片化法、ステルスダイシングはウェハ内部にレーザーで改質層を作りテープ拡張で割断するDISCOの技術です
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