最終更新 2026-10-10

SPCとは(統計的工程管理)

Statistical Process Control
目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. 設備の製造メーカー
  4. 関連用語
  5. 比較・違いを学ぶ
  6. 出典・参考資料

定義・解説

SPC(Statistical Process Control:統計的工程管理)は、製造工程のデータを統計的手法でリアルタイムに解析し、工程が管理状態にあるかを継続監視する品質管理技術です。半導体製造では計測データ(CD・膜厚・オーバーレイなど)をウェハ単位・ロット単位で収集し、管理図(Control Chart)を用いて工程変動の異常を早期検出します。APC(先進プロセス制御)の根幹をなす技術です。

SPCの中核は管理図(Shewhart管理図)です。Xバー管理図(工程平均の推移)とR管理図(ばらつきの推移)を組み合わせ、UCL(上方管理限界)/LCL(下方管理限界)を超えた点や、連続的なトレンド・周期パターンなどを異常サインとして検出します。工程能力指数(Cp・Cpk)は工程が規格を満たす能力を定量化し、Cpk≥1.33が量産許可の一般的な基準です。Western Electric判定ルールやNelsonルールなど、様々な異常判定基準が実務で使われています。

SPCと連動したAPC(R2R制御)により、SPCで検知した工程ずれを次ロット・次ウェハの装置パラメータ補正に即座に反映し、累積誤差を防ぎます。先端ファブでは数千の計測パラメータを同時管理するマルチバリエートSPC(MSPC)が普及しており、相関する複数パラメータの複合異常を検知できます。主要なSPC/APCソリューションベンダーはKLA(Catalyst)、PDF Solutions(Exensio)、Applied Materials(SmartFab)などです。

図解

SPC(統計的工程管理)の管理図の要素(中心線・管理限界・傾向判定・規格との違い)
不良が出る前に、工程の変化をとらえるための仕組み。

関連するデータ・ツール

計算・換算ツール工程能力指数 Cp・Cpk 計算ツール

この用語を扱う職種

前工程(ウェハプロセス)プロセスエンジニア(半導体前工程)前工程(ウェハプロセス)歩留まりエンジニア(YE)後工程(実装・テスト)品質保証(QA・QC)エンジニアファブ運営・インフラCIMエンジニア(スマートファブ)ファブ運営・インフラファブのデータサイエンティスト事業・サプライチェーンサプライヤー品質エンジニア(SQE)

設備の製造メーカー

関連する装置カテゴリ

同じトピックの用語

スマートファブ・製造管理 のトピックで関連する用語です。

同じトピックの企業

Onto Innovation米国東京エレクトロン(TEL)日本横河電機日本

比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. 名古屋工業大学「半導体製造工程における統計的工程管理」(2026/10/10 確認)