歩留まり管理とは

Yield Management

最終更新:2026-10-07・計測装置・前工程装置|用語集のExcel・PDF版をダウンロード

定義・解説

歩留まり管理(Yield Management)は、半導体製造において歩留まり(Yield)の向上を目的に、欠陥データ・プロセスデータ・テストデータを統合的に収集・解析し、歩留まり損失の原因を特定・排除するための組織的な管理プロセスです。歩留まりが1%改善すると数億円規模のコスト削減につながるため、先端ファブ運営の最優先課題の一つとなっています。

歩留まり管理の主要なアプローチは以下の4軸です。①欠陥検査(Defect Inspection):光学・電子線検査装置でウェハ全面の欠陥を検出します。②欠陥レビュー・分類(Defect Review/Classification):検出した欠陥をAI画像解析で自動分類し、歩留まりへの影響度を評価します。③根本原因分析(Root Cause Analysis):欠陥のウェハ内分布パターン(ウェハマップ)からプロセス起因・装置起因・材料起因を特定します。④フィードバック制御(APC/SPC連動):特定した原因をプロセス条件の修正・装置メンテナンスに反映します。

歩留まり管理システム(YMS:Yield Management System)は、欠陥検査・計測・テストデータを統合するデータプラットフォームです。KLA(Klarity®)・Applied Materials(SEMVision/CVision)・PDF Solutions(Exensio)・Synopsys(Yield Explorer)などがYMSソリューションを提供しています。AIによるビッグデータ解析・機械学習モデルの導入により、欠陥パターン認識精度と根本原因特定速度が大幅に向上しています。

図解

歩留まり管理で統合するデータ(欠陥・工程・電気テスト・ウェハテスト・故障解析・統計解析)
歩留まりがわずかに上がるだけでも、大きなコスト削減になる。

関連するデータ・ツール

計算ツールチップ単価計算ツール(ウェハ価格 ÷ 良品数)計算ツール工程能力指数 Cp・Cpk 計算ツール計算ツール装置総合効率(OEE)計算ツール

この用語を扱う職種

前工程(ウェハプロセス)プロセスインテグレーションエンジニア前工程(ウェハプロセス)歩留まりエンジニア(YE)ファブ運営・インフラCIMエンジニア(スマートファブ)ファブ運営・インフラファブのデータサイエンティスト

設備の製造メーカー

KLA米国

半導体検査・計測装置の世界的リーダー。AI駆動の欠陥検出と先進データ分析により、歩留まり向上とプロセス開発を加…

Applied Materials米国

世界最大の半導体製造装置サプライヤー。成膜、除去、改質、分析の包括的な製品ポートフォリオで、ウェーハ製造の全工…

日立ハイテク日本

世界をリードする計測・検査技術のパイオニア。電子顕微鏡技術を核とした「見る・測る・分析する」の総合力で、2nm…

この用語に関連する製品

型番は各社の公式製品ページで確認したものです。出典のリンクは各製品ページに載せています。

SEMulator3D®Lam Research・品質・歩留まり管理システム(YMS)
Fabtex™ Yield OptimizerLam Research・品質・歩留まり管理システム(YMS)

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出典・参考資料

  1. Lam Research「Fabtex™ Yield Optimizer 製品ページ」(2026/10/07 確認)
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