GLOSSARY

CMOSイメージセンサー(CIS)とは

CMOS Image Sensor (CIS)
最終更新:2026-08-30デバイス別

定義・解説

CMOSイメージセンサー(CIS:CMOS Image Sensor)は、CMOS(相補型金属酸化膜半導体)技術を用いて光を電気信号に変換する固体撮像素子です。スマートフォンカメラ・デジタルカメラ・車載カメラ・医療用内視鏡・産業用機械視覚などに広く使用されており、世界の固体撮像素子市場の大半を占めます。ソニーセミコンダクタソリューションズが世界市場シェア約50%を保持し、Samsung Electronics・OmniVision(2位・3位)が続きます。

CISの基本構造は、フォトダイオード(光電変換)・転送トランジスタ・リセットトランジスタ・増幅トランジスタで構成される画素セル(ピクセル)の2次元アレイです。裏面照射型(BSI:Back Side Illumination)構造では、光を遮っていた配線層を裏面に回すことで感度を大幅に向上させています。さらにソニーが実用化した積層型CIS(Exmor RS)では、画素層と処理回路層をTSV・Cu-Cu接合で3D積層することで高速読み出しと高感度・高解像度を両立しています。

CISの製造には独自のプロセス技術が必要です。ソニーの積層型CISでは、画素ウェハ(光電変換専用プロセス)と回路ウェハ(ロジックプロセス)を個別に製造しウェハボンディングで接合します。最先端CISでは1億画素超・1μm以下の画素ピッチを実現しており、微細加工・薄膜技術・ウェハ研削(ウェハ薄化)が製造の鍵です。車載向けCISはISO 26262準拠の車載グレードが必要で、Sony・OnSemi・Omnivisionが主要サプライヤーです。

設備の製造メーカー

Samsung Electronics(サムスン電子)韓国

世界最大のメモリメーカーであり、先端ロジックファウンドリでもあるIDM。DRAM・NANDフラッシュで市場をリ…

企業詳細を見る →
ソニーセミコンダクタソリューションズ(Sony)日本

CMOSイメージセンサーで世界シェア首位のデバイスメーカー。スマートフォン・車載・産業用カメラ向けに積層型・裏…

企業詳細を見る →

デバイスの製造メーカー

TSMC(台湾積体電路製造)台湾

世界最大の半導体ファウンドリ。3nm、5nm、7nmなど最先端プロセスノードで業界をリード。Apple、NVI…

企業詳細を見る →
Samsung Electronics(サムスン電子)韓国

世界最大のメモリメーカーであり、先端ロジックファウンドリでもあるIDM。DRAM・NANDフラッシュで市場をリ…

企業詳細を見る →
浜松ホトニクス日本

光電子増倍管・フォトダイオード・イメージセンサーを手掛ける光半導体の世界的大手メーカー。半導体検査装置・医療機…

企業詳細を見る →
テレダインダルサ(Teledyne DALSA)CA

産業用CMOSイメージセンサー・CCDセンサーを手掛けるカナダ発の企業。自社ファブでMEMS・センサー向け受託…

企業詳細を見る →

関連カテゴリ

デバイス別

関連用語

先進パッケージングとは →ウェハボンディングとは →TSV(貫通シリコンビア)とは →ハイブリッドボンディングとは →MOSFETとは →シリコンウェハとは →フォトダイオードとは →ビームライン式イオン注入装置とは →

同じトピックの用語

CMOSイメージセンサー製造 のトピックで関連する用語です。

半導体材料とは →エピタキシー(エピ成長)とは →

同じトピックの企業

Applied Materials米国東京エレクトロン(TEL)日本Lam Research米国

比較・違いを学ぶ

ハイブリッドボンディングとフリップチップボンディングの違い
どちらもダイとダイ、またはダイと基板を電気的に接続する実装技術ですが、接合メカニズムと達成できる接続密度が根本的に異なります。フリップチップははんだバンプ(直径
2.5Dパッケージングと3D ICパッケージングの違い
ムーアの法則の鈍化に伴い、異なる機能のチップを高密度で組み合わせる「先進パッケージング」が半導体の性能向上の主戦場になっています。2.5D実装(CoWoS・In
← 用語集に戻る