プラズマドーピング装置メーカー2社

プラズマドーピング装置(PLAD:Plasma Doping)は、プラズマ中に不純物ガスを導入し、ウェハ表面全体に一様にイオンを照射・注入する装置です。ビームライン式に比べて超低エネルギー(数百eV〜数keV)での均一注入と高スループットが特徴で、FinFETのフィン側面やGAAナノシート側面への均一なドーピングなど、3D構造デバイスの微細拡散層形成に適しています。

メーカー 2 社同じ分野の装置 4 カテゴリ
掲載する

主要特徴

超低エネルギー(数百eV〜数keV)での均一注入を高スループットで実現
3D構造(FinFET・GAA)の側壁・底面に等方的に注入可能
ソース/ドレイン拡張領域の超浅接合形成に最適
Applied Materials・Lam Research・Mattson が主要メーカー

よくある質問

プラズマドーピングとは何ですか?▾
プラズマドーピング(PLAD)は、プラズマ中の不純物イオンをウェハ表面全体に均一照射する手法です。超低エネルギーの一様注入が可能で、FinFET/GAAの3D構造への等方的ドーピングや、ソース/ドレイン拡張の超浅接合形成に使われます。
プラズマドーピングとビームライン式の使い分けは?▾
プラズマドーピングは超低エネルギー・高スループット・3D形状への等方的注入が特徴で、ソース/ドレイン拡張層の浅接合に適します。ビームライン式は高精度な質量分析とエネルギー制御が必要な工程(ウェル形成・ゲート調整など)に使われます。

代表製品・スペック

製品写真
Applied Materials

VIISta® PLAD

プラズマを使って高ドーズ注入・材料改質・側壁ドーピングを行う装置。パルス DC バイアスと閉ループの線量計測を持つ。

方式プラズマドーピング(パルス DC ウェーハバイアス)
対応ウェハ径300 mm(PLAD T2)
注入電圧200 V ~ 10 kV
主要用途3D 構造のコンフォーマルドーピング・高ドーズ注入

※ スペックは公開情報に基づく参考値です。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。

メーカー

2社の主要メーカー

Applied Materials米国

世界最大の半導体製造装置サプライヤー。成膜、除去、改質、分析の包括的な製品ポートフォリオで、ウェーハ製造の全工程をサポート。

成膜装置
CVDPVDALD
エッチング装置
エッチングシステム
CMP・イオン注入
CMP装置イオン注入装置
  • •世界最大の半導体製造装置サプライヤー
  • •成膜、除去、改質、分析の包括的な製品ポートフォリオ
会社詳細
Axcelis Technologies米国

イオン注入装置の専業メーカー。Purionシリーズで低〜高エネルギーの注入をカバーし、先端ロジック・メモリ・SiCパワー半導体の製造を支える。

イオン注入装置
Purion HPurion XEPurion MPurion EXt
  • •イオン注入装置のグローバル主要サプライヤー
  • •Purionシリーズによる幅広いドーズ・エネルギー対応
会社詳細

同じ分野の装置カテゴリ

関連用語

比較・違いを学ぶ

レーザーアニールとRTP(急速熱処理)の違い
RTP(Rapid Thermal Processing)はハロゲンランプで基板全体を数秒〜数十秒で1000°C以上に急速加熱するのに対し、レーザーアニール(L…
→
イオン注入と熱拡散の違い(不純物導入プロセスの比較)
イオン注入(Ion Implantation)は不純物(ドーパント)をイオン化・加速して基板に物理的に打ち込む方法で、ドーズ量と加速エネルギーにより濃度と接合深…
→
スパイクアニールとフラッシュランプアニールの違い
イオン注入したドーパントを活性化するには高温が要りますが、高温に留まればドーパントが拡散して接合が深く広がってしまいます。この矛盾をどう解くかが活性化アニールの…
→
ビームライン式イオン注入とプラズマドーピングの違い
どちらもウェハにドーパントを打ち込む手法ですが、イオンの届け方が根本的に違います。ビームライン式は「選別したイオンを一本のビームにして走査する」、PLADは「プ…
→
← 半導体装置カテゴリ一覧に戻る