DDR4(Double Data Rate 4)は、JEDECが2012年に標準化した第4世代DDR SDRAMメモリ規格です。2014年ごろから量産が本格化し、2010年代後半〜2020年代前半にかけてパソコン・サーバーの主流メモリとして広く普及しました。動作電圧1.2V(DDR3の1.5Vから低減)・最大転送速度3200MT/s(DDR3の2133MT/sから向上)・バンク数16(DDR3の8から倍増)が主な改善点で、性能・電力効率・容量の3軸でDDR3を大幅に上回ります。
DDR4はDIMMモジュール形態として、サーバー向けRDIMM(最大128GB/枚)・LRDIMM(Load-Reduced DIMM)、PC向けUDIMM(Unbuffered DIMM)、ノートPC向けSO-DIMMなど多様なバリアントを持ちます。ECC(Error Correcting Code)機能を標準サポートし、データセンター・ミッションクリティカルシステムでの信頼性も確保しています。2024年現在もエンタープライズサーバー・工業用・組み込み用途では広く現役で使用されています。
製造はSamsung Electronics・SK Hynix・Micronが担い、17〜15nmクラスのDRAMプロセスで生産されます。DDR5への移行は進んでいますが、DDR4対応システムの置き換えコストが高いため、エンタープライズ・組み込み市場での完全移行には数年かかる見込みです。DDR4とDDR5の詳細な比較はddr4-vs-ddr5の比較記事を、DRAMの基礎はdram-vs-sramの記事を参照してください。モバイル向けの省電力版はLPDDR4として展開されています。