ウェハ生産能力の換算ツール(8インチ換算・12インチ換算)

最終更新:2026-09-21

要点

生産能力の「○インチ換算」はウェハ面積の比で揃えるのが慣行で、12インチ(300mm)1枚は8インチ(200mm)2.25枚に相当します。たとえば12インチ月産5.5万枚は、8インチ換算で約12.4万枚です。ただし能力はウェハの投入枚数であり、先端ノードほど1枚あたりの工程数が多いため、同じ枚数でも必要な装置台数は大きく違います。

生産能力の入力

6インチ換算(月産)22万枚/月
8インチ換算(月産)12.4万枚/月
12インチ換算(月産)5.5万枚/月
年産(入力口径のまま)66万枚/年
年間のシリコン面積46,653m²/年

「8インチ換算」「12インチ換算」はウェハ面積の比で揃える慣行に従っています(300mm 1枚=200mm 2.25枚、200mm 1枚=150mm 約1.78枚)。ファブの能力は通常「ウェハ投入枚数」で表し、出荷される良品チップの数ではありません。

良品チップ数に直すと

良品チップ(月産)3,048.2万個/月
取れ数(DPW)612個/枚
歩留まり(Murphyモデル)90.6%

スクライブ幅0.1mm・エッジ除外3mmで計算しています。条件を変えたい場合はウェハ取れ数計算ツールで確認してください。

口径別の換算係数

ウェハ1枚あたりの面積比。例:12インチ月産1万枚は8インチ換算で月産2.25万枚
元の口径→ 6インチ換算→ 8インチ換算→ 12インチ換算
150mm×1×0.563×0.250
200mm×1.778×1×0.444
300mm×4.000×2.250×1

生産能力の数字の読み方

工場の新設や増強のニュースでは「月産5万枚(12インチ換算)」のように、口径と期間を添えて能力を示します。口径の違うファブを合算したり比べたりするときに、面積で揃えるのが換算の目的です。300mmは200mmの2.25倍の面積があるので、同じ枚数でも取れるチップはおよそ2.25倍になります(実際には外周ロスの割合が減る分、2.25倍よりやや多くなります)。

ただし面積換算は「同じ製品を作れば」という仮定の話です。先端ロジックは露光工程が多く1枚の処理に時間がかかるため、同じ月産枚数でも必要な装置台数とクリーンルーム面積は成熟ノードよりはるかに大きくなります。能力の比較では、枚数と一緒にノードと製品の種類を見る必要があります。

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