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日本の半導体企業ランキング【2026年最新】

全社売上ではなく半導体事業の売上高で並べ、世界ランキングでの位置・平均年収・分野別の主要企業まで整理しました。

最終更新:2026-09-05(初回公開:2026-09-05

日本の半導体企業ランキング、1位はどこか?

日本の半導体企業を「半導体事業の売上高」で並べると、2026年3月期は東京エレクトロン(2兆4,435億円)、キオクシア(2兆3,376億円)、ソニーの半導体部門(2兆1,515億円)が2兆円台で並び、ルネサス エレクトロニクス、アドバンテストが1兆円台で続きます。ただし1位の東京エレクトロンは半導体そのものではなく製造装置のメーカーで、チップを作る企業に限ればキオクシアが国内最大です。世界のトップ50に入る日本企業は9社、売上合計のシェアは約5%にとどまります。

半導体事業の売上高ランキング(2026年最新の通期決算)

各社が公表した直近の通期決算から、半導体事業の売上高だけを取り出して並べました。決算期は企業によって3月期・12月期と異なるため、行ごとに併記しています。

半導体事業の売上高が比較できる企業のみを対象。全社売上に非半導体事業を多く含む企業は次の表に分けています
順位企業分野半導体事業の売上高決算期前期比補足
1東京エレクトロン(TEL)装置2兆4,435億円2026年3月期+0.5%売上のほぼ全額が半導体製造装置。過去最高を更新したが、営業利益は6,249億円(−10.4%)と減益
2キオクシア(Kioxia)デバイス2兆3,376億円2026年3月期大幅増NAND型フラッシュメモリの需要回復で伸長。世界ランキングでも日本勢の最上位を争う
3ソニーセミコンダクタソリューションズ(Sony)デバイス2兆1,515億円2026年3月期増収イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)セグメント。2026年度は2兆700億円と減収見通し
4ルネサスエレクトロニクスデバイス1兆3,212億円2025年12月期−2%車載・産業用マイコンが主力。最終損益は517億円の赤字
5アドバンテスト装置1兆1,286億円2026年3月期+44.7%AI半導体向けテスタが牽引し、営業利益4,991億円(+118.8%)と倍増。国内で最も伸びた1社
6SCREENホールディングス装置6,057億円2026年3月期−3.1%枚葉式洗浄装置で世界首位。営業利益1,225億円(−9.7%)
7ローム(ROHM)デバイス4,811億円2026年3月期+7%増収だがEV市況の低迷でパワー半導体設備に1,936億円の減損、最終損益は1,584億円の赤字
8DISCO装置4,368億円2026年3月期+11.1%初の4,000億円台。営業利益1,849億円(+10.9%)で6期連続の最高益
9SUMCO材料4,096億円2025年12月期+3.3%シリコンウエハ世界2位。新工場の償却増で営業利益は13億円(−96.4%)、最終損益は117億円の赤字

※ 各社の決算発表に基づきます。1位の東京エレクトロンとアドバンテスト・SCREEN・ディスコは半導体製造装置のメーカーで、半導体(チップ)そのものを作る企業ではありません。チップメーカーに限ればキオクシアが国内最大です。装置メーカーの世界での位置づけは半導体製造装置メーカー 世界シェアランキングにまとめています。

「全社売上」で並べたランキングに注意

半導体企業のランキングとして各社の全社売上を並べた記事をよく見かけますが、その数字には半導体以外の事業が大きく含まれます。信越化学工業の売上には塩化ビニル樹脂が、ソニーの売上にはゲーム・音楽・映画が入っており、そのまま比較すると半導体企業としての規模を読み違えます。以下の企業は半導体で重要な位置を占めますが、上のランキング表からは切り離しています。

信越化学工業

2兆5,739億円2026年3月期(+0.5%)

シリコンウエハ世界首位。フォトレジストでも世界4強の一角

別表にした理由:全社売上には塩化ビニル樹脂など非半導体事業が大きく含まれる。半導体材料は電子材料セグメントの一部

ソニーグループ(全社)

12兆4,796億円2026年3月期(+3.7%)

半導体はI&SSセグメント(2兆1,515億円)としてランキング表に収録

別表にした理由:全社売上の大半はゲーム・音楽・映画で、半導体の比率は2割に届かない

三菱電機(全社)

5兆8,947億円2026年3月期(+6.8%)

パワー半導体(パワーデバイス)で国内有力。世界ランキングでも40位に入る

別表にした理由:全社売上の中心は空調・FA・インフラで、半導体は一部門にとどまる

レゾナック(旧昭和電工)

半導体・電子材料 1,347億円2026年12月期 第1四半期(+21%)

後工程材料が好調で、半導体材料メーカーへの転換を進めている

別表にした理由:12月決算のため本ページ作成時点で通期が確定していない。数値は四半期実績

世界ランキングで見た日本企業の位置

2025年の世界半導体企業売上高ランキング(TechInsights調べ)でトップ50に入った日本企業は9社でした。社数では米国の17社に次ぐ規模ですが、売上合計のシェアは約5%にとどまります。1980年代にNEC・東芝・日立が世界トップ3を占めていた頃とは構図が大きく変わっています。

世界12ソニーセミコンダクタソリューションズ(Sony)
世界16キオクシア(Kioxia)
世界18ルネサスエレクトロニクス
世界28東芝
世界31ローム(ROHM)
世界39日亜化学工業
世界40三菱電機(半導体)
世界41富士電機
世界49サンケン電気

※ このランキングは半導体デバイス(チップ)の売上が対象で、東京エレクトロンやアドバンテストなどの製造装置メーカー、信越化学工業などの材料メーカーは集計に含まれません。2026年第2四半期の世界トップ20(Semiconductor Intelligence調べ)では、キオクシアが8位(前四半期比+76%)、ソニーセミコンダクタソリューションズが17位、ルネサス エレクトロニクスが19位に入っている。

2026年3月27日

東芝・ローム・三菱電機のパワー半導体事業が統合へ

東芝デバイス&ストレージの半導体事業、ロームの半導体事業、三菱電機のパワーデバイス事業について、事業・経営統合の協議開始に向けた基本合意書が締結された。実現すれば国内パワー半導体の勢力図が大きく変わり、本ページのランキングの並びも変動する。ロームが2026年3月期に計上した1,936億円の減損は、この再編の背景にあるEV市況の低迷を映している。

東芝デバイス&ストレージローム(ROHM)三菱電機(半導体)

平均年収ランキング(有価証券報告書ベース)

売上規模と処遇は必ずしも一致しません。電子部品・半導体業界全体の平均年収ランキングで上位に入るのは、売上規模で1〜2兆円級の企業ではなく、利益率の高い製造装置・検査装置メーカーです。

各社の有価証券報告書に記載された平均年間給与(2026年版)。順位は電子部品・半導体業界全体でのもの
業界順位企業平均年収半導体事業の売上順位
1DISCO1,876万円本ページのランキング8位
2レーザーテック1,681万円本ページのランキング対象外
4東京エレクトロン(TEL)1,380万円本ページのランキング1位
9アドバンテスト1,098万円本ページのランキング5位

※ 半導体を主業とする企業を抜き出しているため、業界順位は連番になりません。年収は平均年齢・平均勤続年数によっても変わるため、単純比較には注意してください。

分野別の主要企業一覧

日本の半導体産業は、装置・材料・デバイス・後工程で強さの度合いが大きく違います。売上規模ではランキング表に載らなくても、その分野で押さえておくべき企業を分野別にまとめました。企業名から各社の詳細ページに移動できます。

装置半導体製造装置メーカー

日本が世界でも最も存在感を保っている分野。塗布現像・洗浄・ダイシング・テスト・マスク検査では世界首位級のシェアを持つ。

材料半導体材料・ウエハメーカー

シリコンウエハ・フォトレジスト・封止材など、素材側で世界シェアの過半を握る領域が多い。売上規模の割に代替が効きにくい。

デバイス半導体デバイスメーカー(IDM・ファブレス)

メモリはキオクシア、イメージセンサーはソニー、車載マイコンはルネサス、パワー半導体はローム・三菱電機・富士電機、というように素子別に住み分けている。

ファウンドリファウンドリ・後工程(OSAT)

国内で最も層が薄い分野。ラピダスの2nm量産が立ち上がるかどうかで、日本の半導体産業の構図は大きく変わる。

※ ここに挙げたのは主要企業のみです。国内外の半導体関連企業を条件で絞り込んで探す場合は企業データベースを、拠点の所在地から探す場合は都道府県別の企業一覧を利用してください。

よくある質問(FAQ)

日本の半導体企業で売上高1位はどこですか?
半導体事業の売上高で見ると、2026年3月期は東京エレクトロンの2兆4,435億円が最大です。ただし東京エレクトロンは半導体そのものではなく製造装置のメーカーで、半導体(チップ)を作る企業に限ればキオクシアの2兆3,376億円が国内最大となります。「半導体企業」の定義によって1位が入れ替わる点に注意してください。
キオクシアとソニー、日本最大の半導体メーカーはどちらですか?
2026年3月期の半導体事業売上はキオクシアが2兆3,376億円、ソニーのI&SSセグメントが2兆1,515億円で、キオクシアがわずかに上回ります。ただしソニーは2026年度に2兆700億円への減収を見通す一方、キオクシアはNAND需要の回復局面にあり、直近の四半期ベース(2026年第2四半期)ではキオクシアが世界8位、ソニーセミコンダクタソリューションズが17位と差が開いています。
信越化学工業やソニーはなぜランキング表に入っていないのですか?
信越化学工業の全社売上2兆5,739億円には塩化ビニル樹脂など非半導体事業が大きく含まれ、ソニーの12兆4,796億円は大半がゲーム・音楽・映画です。この数字をそのまま並べると半導体企業としての規模を見誤るため、本ページでは半導体事業の売上が比較できる企業だけをランキング表に載せ、それ以外は別表に分けています。ソニーは半導体セグメント(I&SS)の売上でランキング表に収録しています。
日本の半導体企業は世界で何位くらいですか?
2025年の世界半導体企業売上高ランキング(TechInsights調べ)トップ50に入った日本企業は9社で、最上位はソニーの12位、次いでキオクシア16位、ルネサス エレクトロニクス18位でした。社数では米国の17社に次ぐ規模ですが、売上合計のシェアは約5%にとどまります。1980年代にNEC・東芝・日立が世界トップ3を占めていた頃とは構図が大きく変わっています。
半導体業界で平均年収が高い日本企業はどこですか?
有価証券報告書ベースの2026年版ランキングでは、ディスコが1,876万円で業界1位、レーザーテックが1,681万円で2位、東京エレクトロンが1,380万円で4位、アドバンテストが1,098万円で9位となっています。上位は製造装置・検査装置メーカーが占めており、装置分野の収益性の高さがそのまま処遇に表れています。
日本の半導体企業の勢力図はこれからどう変わりますか?
2026年3月27日、東芝デバイス&ストレージの半導体事業、ロームの半導体事業、三菱電機のパワーデバイス事業について、事業・経営統合の協議開始に向けた基本合意書が締結されました。実現すれば国内パワー半導体の順位は大きく組み替わります。加えて、ラピダスの2nm量産の立ち上がりが、国内で最も層の薄いファウンドリ分野の構図を左右します。

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出典

  • 各社の決算短信・決算説明資料(2026年3月期/2025年12月期)
  • TechInsights「2025年の半導体企業売上高ランキングトップ50」
  • Semiconductor Intelligence「2026年第2四半期の半導体企業売上高ランキング・トップ20社」
  • 各社の有価証券報告書(平均年間給与)
  • 東芝・ローム・三菱電機 2026年3月27日 基本合意書締結に関する各社リリース

数値は各社の公表資料に基づいていますが、決算期・集計範囲・為替の前提が企業ごとに異なります。投資判断など正確性が要求される用途では、必ず各社の一次資料をご確認ください。