GLOSSARY

CPUとは

Central Processing Unit
最終更新:2026-08-02ロジックプロセス

CPUとは?

CPU(中央演算処理装置)とは、プログラムの命令を順次解釈・実行し、演算・制御・メモリアクセスを統括するコンピュータの中核チップです。少数の高性能コアで逐次処理や条件分岐を得意とし、大容量のキャッシュで遅延を抑えます。現在はマルチコア構成が標準で、サーバー向けは96〜192コア、PC向けは8〜24コアが主流です。

定義・解説

CPU(中央演算処理装置)はコンピュータの演算・制御の中核チップ。マルチコア(サーバー96〜192コア)の仕組み、GPUとの違い、Intel Core・AMD EPYC・Apple M4の比較、TSMC 3nmでの製造まで半導体目線でわかりやすく解説。

CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)とは、コンピュータの演算・制御の中核を担う半導体チップです。プログラムの命令を順次解釈・実行し、メモリへのデータ読み書き・周辺デバイスの制御・演算処理を統括します。現代のCPUはマルチコア構成(1チップに複数の演算コアを搭載)が標準で、サーバー向けは96〜192コア(AMD EPYC Turin・Intel Xeon 6)、PC向けは8〜24コアが主流です。

CPUとGPUの最大の違いは演算アーキテクチャにあります。CPUは少数(数十〜数百)の高性能コアで複雑な逐次処理を得意とし、GPUは数千〜数万の小型コアで単純な並列演算を得意とします。AI・深層学習の訓練にはGPUやTPUが主役ですが、推論のオーケストレーション・OS制御・メモリ管理はCPUが担い、AIサーバーでもCPU(Intel Xeon・AMD EPYC)は不可欠な存在です。

CPUの製造には最先端のロジックプロセス(TSMC 3nm/2nm・Intel 18A)が使われます。Apple M4(TSMC 3nm N3E)・AMD EPYC Turin(TSMC 4nm N4P)・Intel Core Ultra(TSMC N3B)など主要CPUはTSMCが受託製造しており、TSMCのロジック先端ノード需要の主要ドライバーとなっています。Intelは自社ファブ(Intel 3プロセス)でCPUを製造する数少ないIDMとして知られます。

CPUの性能指標はクロック周波数・コア数・キャッシュ容量・メモリ帯域幅(DDR5・HBM)の組み合わせで決まります。AI推論サーバーでは「CPUのメモリ容量(DDR5 RDIMM)」がLLMのKVキャッシュ保存量を左右し、AMD EPYC Genaでは12チャネルDDR5で最大3TB以上のメモリ搭載が可能です。CXL(Compute Express Link)を使ったメモリ拡張も2026年以降に普及が見込まれます。

CPU市場はIntel・AMD・Apple(Mシリーズ)・Qualcomm(ARM系)・AmpereがPC・サーバー・モバイルで競合します。ARMアーキテクチャへの移行が加速しており、Apple Silicon(M4)・AWS Graviton4・Amazon Trainium2のようにARM CPUとAIアクセラレータを統合するSoC設計が主流化しています。CPU製造装置市場では先端ロジック装置(EUV露光・ALD・エッチング)への需要増加が継続しています。

よくある質問(FAQ)

CPUとは何ですか?
コンピュータの演算と制御を担う中央処理装置です。プログラムの命令を解釈・実行する「頭脳」で、性能はコア数や動作周波数で決まります。
CPUとGPUの違いは?
CPUは少数の高性能コアで複雑な処理を逐次的に行い、GPUは多数のコアで並列処理が得意です。AIやグラフィックスはGPUが向きます。
CPUはどの半導体プロセスで作られますか?
最先端CPUはTSMCの3nmなどの微細プロセスで製造されます。Intel・AMD・Appleなどが設計し、性能と省電力を競っています。

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