PHI GENESIS
アルバック・ファイの多機能走査型 X 線光電子分光分析装置(XPS)のフラッグシップ機。試料の自動交換で多検体を自動分析する。
PHI GENESISとは
PHI GENESIS は、アルバック・ファイの走査型 X 線光電子分光(XPS)装置です。試料に X 線を当てて飛び出す光電子のエネルギーを測り、表面の元素とその化学状態を分析します。高性能な XPS 分析機能に加えて、高い拡張性を持つのが特長です。
同じ装置内、同じ測定点で、さまざまな表面電子分光の分析を行えます。硬 X 線光電子分光(HAXPES)、紫外光電子分光(UPS)、低エネルギー逆光電子分光などに対応します。
5µm 未満に絞った X 線ビームを試料上で走査して二次電子像(SXI)を得られるため、SEM のようにリアルタイムで注目領域に移動し、分析領域を選べます。金属、半導体、セラミックス、有機物の表面の化学状態分析に使われます。
主な特長
- •走査型マイクロ X 線による XPS
- •HAXPES・UPS・低エネルギー逆光電子分光に拡張
- •同一測定点での複数手法の分析
- •X 線励起二次電子像(SXI)で領域選択
主な仕様
| 分析手法 | XPS(走査型マイクロ X 線) |
|---|---|
| 特徴 | ロボットによる全自動分析・絶縁物自動中和・クラスターイオン深さ方向分析 |
| 主要用途 | 金属・半導体・セラミックス・有機物の表面化学状態分析 |
※ メーカーの公開情報に基づく参考値です。構成・オプションにより異なります。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。
スペック比較
複数の機種が掲載している項目を並べています。
| 項目 | アルバック・ファイPHI GENESIS | 日本電子(JEOL)JAMP-9510F | 島津製作所KRATOS ULTRA2(英国名 AXIS Supra+) | リガク(Rigaku)TXRF 3760 |
|---|---|---|---|---|
| 分析手法 | XPS(走査型マイクロ X 線) | AES(オージェ電子分光) | XPS(イメージング XPS) | TXRF(全反射蛍光 X 線) |
| 特徴 | ロボットによる全自動分析・絶縁物自動中和・クラスターイオン深さ方向分析 | 分析分解能 8 nm・像分解能 3 nm・最大 200 nA | イメージング空間分解能 1 µm・DLD 2 次元検出器 | Na ~ U を測定・液体窒素不要の検出器・ゼロエッジ除外(オプション) |
| 主要用途 | 金属・半導体・セラミックス・有機物の表面化学状態分析 | 微小領域の組成・化学状態分析 | 極表面の元素・化学結合状態・深さ方向分析 | ウェーハ表面の金属汚染分析 |
※ スペックは各メーカーの公開情報に基づく参考値です。メーカーが公表していない項目は「—」としています。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。
主な用途
- •半導体・材料の表面化学状態分析
- •界面・薄膜の深さ方向分析
掲載カテゴリ
PHI GENESISは次の装置カテゴリで他社製品と並べて掲載しています。
メーカー
アルバック・ファイ
アルバックと米PHIの合弁による表面分析装置メーカー。XPS(ESCA)、TOF-SIMS、走査型オージェ電子分光装置などを供給し、汚染元素の同定や薄膜の深さ方向分析に使われる。
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関連用語
出典・確認した公開情報
最終確認日:2026-10-06