日本電子(JEOL)/表面分析装置(XPS/SIMS)

JAMP-9510F

半球型アナライザーとショットキー電界放出電子銃を持つオージェマイクロプローブ。ナノ~マイクロ領域の化学結合状態を分析する。

JAMP-9510Fとは

JAMP-9510F は、日本電子(JEOL)の電界放出形オージェマイクロプローブです。電子線を当てて試料表面から出るオージェ電子を分析し、表面の微小領域の元素を調べます。

ショットキー電界放出形の電子銃を使い、EPMA 並みの安定した大電流を出せます。二次電子像の分解能は 3nm(25kV、10pA)、加速電圧は 0.5〜30kV、プローブ電流は 10⁻¹¹〜2×10⁻⁷A です。静電半球形アナライザー(HSA)で 0.05〜0.6% の高いエネルギー分解能を持ちます。高精度のユーセントリック試料ステージとフローティング型イオン銃により、それまで難しかった絶縁物の分析にも対応します。

ピクセルごとにスペクトル全体を保存するスペクトルイメージングにより、測定後に元素を抽出して化学状態マッピングができ、元素の取りこぼしを防ぎます。半導体デバイスの断面分析、リチウムイオン電池材料(とくにリチウムの検出)、炭素同素体の判別や絶縁物・半導体のバンドギャップ評価を行う REELS 分析に使われます。

主な特長

  • •二次電子像分解能 3nm、ショットキー FE 電子銃
  • •静電半球形アナライザー(エネルギー分解能 0.05〜0.6%)
  • •フローティング型イオン銃で絶縁物も分析
  • •スペクトルイメージング

主な仕様

分析手法AES(オージェ電子分光)
特徴分析分解能 8 nm・像分解能 3 nm・最大 200 nA
主要用途微小領域の組成・化学状態分析

※ メーカーの公開情報に基づく参考値です。構成・オプションにより異なります。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。

スペック比較

複数の機種が掲載している項目を並べています。

項目アルバック・ファイPHI GENESIS日本電子(JEOL)JAMP-9510F島津製作所KRATOS ULTRA2(英国名 AXIS Supra+)リガク(Rigaku)TXRF 3760
分析手法XPS(走査型マイクロ X 線)AES(オージェ電子分光)XPS(イメージング XPS)TXRF(全反射蛍光 X 線)
特徴ロボットによる全自動分析・絶縁物自動中和・クラスターイオン深さ方向分析分析分解能 8 nm・像分解能 3 nm・最大 200 nAイメージング空間分解能 1 µm・DLD 2 次元検出器Na ~ U を測定・液体窒素不要の検出器・ゼロエッジ除外(オプション)
主要用途金属・半導体・セラミックス・有機物の表面化学状態分析微小領域の組成・化学状態分析極表面の元素・化学結合状態・深さ方向分析ウェーハ表面の金属汚染分析

※ スペックは各メーカーの公開情報に基づく参考値です。メーカーが公表していない項目は「—」としています。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。

主な用途

  • •半導体デバイスの断面の元素分析
  • •REELS によるバンドギャップ評価

掲載カテゴリ

JAMP-9510Fは次の装置カテゴリで他社製品と並べて掲載しています。

メーカー

日本電子(JEOL)

電子顕微鏡・電子線描画装置・分析機器の総合メーカー。半導体分野ではマスク描画用EB装置・電子線露光装置、研究用TEM/SEMを提供。

日本電子(JEOL) の企業情報 →メーカー公式の製品ページ ↗

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出典・確認した公開情報
最終確認日:2026-10-06
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