中古半導体装置の営業
この職種は何をするのか
中古半導体装置の営業は、工場の閉鎖や設備更新で出た製造装置を買い取り、整備(リファービッシュ)したうえで、別の工場へ販売する職種です。成熟ノードのパワー半導体・アナログ・センサーの工場では、新品の装置が生産終了していたり、投資額を抑えたかったりする理由から中古装置の需要が根強くあります。装置の型式・状態・相場を見極める目と、売り手と買い手の両方に通じる人脈が成果を左右します。
仕事内容
仕入れと査定
工場の閉鎖・ライン更新の情報をつかみ、装置の型式・製造年・構成・稼働履歴を確認して買い取り価格を査定します。整備にかかる費用と再販できる見込みを同時に読む必要があります。
整備・移設の段取り
買い取った装置の取り外し・梱包・輸送と、整備部門や外部の整備会社での再生を手配します。どこまで整備して売るか(現状渡しか、整備済み保証付きか)で価格も買い手も変わります。
販売先の開拓と提案
成熟ノードの工場、研究機関、新興国の新工場などに、仕様と状態を説明して提案します。買い手の工程に合うかを判断するため、装置の用途とプロセスの知識が欠かせません。
輸出管理と契約
海外への販売では、装置が輸出規制の対象かを確認し、必要な許可を取ってから契約・出荷します。保証範囲や据付支援の有無も契約で詰めます。
担当する工程・装置
必要になる知識・用語
主な企業
関連する技術比較
よくある質問
新品装置の技術営業との違いは?
新品の技術営業は自社製品を顧客の技術課題に合わせて提案しますが、中古装置の営業は装置を仕入れるところから始まり、メーカーをまたいだ多様な装置を扱います。売り手と買い手の両方と交渉する点も大きく違います。
なぜ中古の半導体装置に需要があるのですか?
パワー半導体やアナログ、センサーなど成熟ノードの製品は、200mm以下のウェハで作られることが多く、対応する新品装置が少なくなっています。新品より短い納期と低い投資額で増産できることも、中古装置が選ばれる理由です。
装置の知識がなくても始められますか?
入社後に覚えることは可能ですが、装置の型式や構成の違いが価格を大きく左右するため、装置メーカーや工場での経験があると立ち上がりが早くなります。