事業・サプライチェーン
半導体の輸出管理
最終更新:2026-09-28
この職種は何をするのか
半導体の輸出管理担当は、自社の製造装置・材料・部品・技術資料の輸出が、日本の外為法や米国の輸出管理規則(EAR)などの規制に適合しているかを判定し、必要な許可を取る職種です。先端の露光装置やエッチング装置、先端ノードの製造技術は安全保障上の重要物資として規制の対象になり、米国のエンティティリストや外国直接製品ルール(FDPR)は日本企業の取引にも影響します。規制の改定が頻繁で、事業への影響も大きい専門職です。
仕事内容
該非判定
製品や技術が規制リストのどの項目に該当するかを、技術部門と一緒に判定します。装置の性能数値の読み方ひとつで判定が変わるため、技術の理解が欠かせません。
取引審査
輸出先の企業や最終用途、最終需要者を確認し、エンティティリストなどの規制対象に当たらないかを審査します。
許可申請
規制に該当する輸出について、経済産業省などへの許可申請を行います。海外の規制が関わる場合は、米国の規制への対応も必要になります。
規制動向の把握と社内展開
各国の規制改定を追い、自社の製品や取引への影響を分析して、営業・技術部門に周知します。社内の教育や監査も担当します。
担当する工程・装置
必要になる知識・用語
主な企業
関連する技術比較
よくある質問
法律の知識と技術の知識のどちらが必要ですか?
両方です。規制の条文を読み解く力と、装置や材料の性能が規制のどの数値に当たるかを判断する技術理解の両方が求められます。法務系・技術系どちらの出身者もいます。
なぜ半導体で輸出管理が重要になったのですか?
先端半導体がAIや軍事に関わる戦略物資と位置づけられ、米国を中心に製造装置や技術の輸出規制が強化されたためです。日本も先端装置の輸出管理を強化しており、装置メーカーでの専門人材の需要が大きく伸びています。
どんな会社にこの職種がありますか?
製造装置メーカー、材料メーカー、商社、デバイスメーカーが中心です。大手では専任の部署があり、中小企業では法務や営業管理の担当者が兼ねることもあります。