テストハンドラー(Test Handler)は、パッケージ済みICやSoC・メモリチップをATE(自動テスト装置)のテストソケットへ自動供給・接触・回収し、テスト結果に基づいて良品/不良品を自動仕分けする後工程テスト自動化装置です。ATE本体が電気的テスト機能を担うのに対し、テストハンドラーはテスト対象デバイスの物理的なハンドリング(搬送・温度制御・コンタクト)を担います。
テストハンドラーの主要方式は、重力式(Gravity Handler)・ピックアンドプレース式(Pick and Place Handler)・トレイ式(Tray Handler)の3種です。重力式はリード付きパッケージに、ピックアンドプレース式はBGAやQFPなど幅広いパッケージに対応します。テスト時の温度設定(−55°C〜+175°C)もハンドラーが管理し、バーンイン(長時間高温ストレス)テストに特化したバーンインボードシステムも存在します。
先端SoCやHBMのテストでは複数デバイスの同時並列テスト(マルチサイトテスト)が標準化しており、ハンドラーの高速・高精度コンタクト能力が歩留まりとスループットを左右します。主要メーカーはアドバンテスト(Advantest)、コーフー(Cohu)、Xcerra(LTX-Credence系)などです。テストソケットの磨耗管理・コンタクト信頼性がランニングコストの主要因です。