GLOSSARY

ATE(自動テスト)とは

Automated Test Equipment
最終更新:2026-09-01半導体テスト装置

定義・解説

ATE(Automated Test Equipment:自動テスト装置)は、半導体チップの電気的特性・機能・性能を自動的かつ高速に検査する装置です。パッケージング後のチップに対してテストパターンを入力し、出力信号をリファレンスと照合することで良品・不良品を高速に選別します。ATEはテスターとも呼ばれ、ロジック・メモリ・SoC・アナログ・RF・パワーデバイスなど用途に応じた専用機が存在します。

ATEの市場はアドバンテスト(日本)とTeradyne(米国)の2社寡占で、世界市場の90%以上を占めます。アドバンテストはSoC・メモリ・フラッシュ向けV93000・T2000シリーズ、Teradyneはロジック向けUltraFlex・メモリ向けETS-800シリーズを主力製品としています。AI/HPC向けGPU・HBMの旺盛なテスト需要がアドバンテストの売上を直近数年で急拡大させています。

ATEはウェハプローバーと組み合わせて使用されます。ウェハ状態でのプローブテスト(ウェハファイナルテスト:WFT)ではウェハプローバーがプローブカードを通じてATEとダイを接続し、パッケージ前に不良ダイを検出します(これがKGD:Known Good Dieの選別につながります)。パッケージ後は専用のハンドラーを経由してATEに搬送され最終テストが行われます。

AIチップ・次世代メモリのテストは技術的難易度が急上昇しています。HBM3Eは1TBを超えるメモリ帯域幅を持ち、テストするためにはATE側も超広帯域なテストピンと高速パターン発生器が必要です。SoC・ロジックチップにおいても、3GHz以上の高速インターフェース(PCIe 6.0・UCIe・HBM4など)に対応するテストヘッドの開発が競われています。

テスト時間(Test Time)の短縮はコスト競争力に直結するため、並列テスト(Multi-DUT Test:複数チップを同時テスト)、DFT(Design for Testability:テスト容易化設計)、AIを活用した適応テスト(Adaptive Testing)による不要テスト項目の削減などが実用化されています。先進パッケージング(チップレット・HBM)の普及に伴い、パッケージ実装後のシステムレベルテスト(SLT)の重要性も高まっています。

設備の製造メーカー

アドバンテスト日本

半導体テスト装置(ATE)市場で世界シェア50%超のリーダー。SoC、メモリ、パワー半導体の包括的テストソリュ…

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Teradyne(テラダイン)米国

ATE(自動テスト装置)の世界大手。SoC・メモリ・車載・産業向けに幅広いテストプラットフォームを展開し、アド…

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関連カテゴリ

半導体テスト装置

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半導体テストとは →ウェハプローバーとは →KGD(良品ダイ)とは →歩留まり(イールド)とは →HBM(高帯域幅メモリ)とは →先進パッケージングとは →テストハンドラーとは →マルチサイト測定(同時測定数)とは →DUTボード(ロードボード)とは →テストソケット(コンタクタ)とは →最終テスト(パッケージテスト)とは →ATPG(自動テストパターン生成)とは →

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比較・違いを学ぶ

ウェハテストと最終テストの違い(半導体テスト工程比較)
ウェハテスト(Wafer Test / CP:Circuit Probe)はウェハ状態のままプローバーで各ダイの電気特性を測定し、不良ダイを封止前に弾く工程です
ATPGとBISTの違い(テストパターンをどこで作るか)
どちらもDFT(テスト容易化設計)の枠組みに属する技術ですが、テストの実行主体が外にあるか内にあるかという点で対照的です。実際のSoCでは両者を組み合わせ、メモ
HTOLとバーンインの違い
どちらも高温で電圧をかけて動作させる試験のため混同されがちですが、位置づけはまったく違います。片方は製品の選別工程であり、もう片方は設計・プロセスの信頼性を認定
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