ファウンドリ(半導体受託製造)企業一覧
ファウンドリは、顧客が設計した半導体をウェハ上に製造する受託製造企業です。ファブレス企業や、製造の一部を外部に委ねるIDMから設計データを受け取り、前工程の製造を請け負います。最先端ロジックを担う企業、車載・産業向けの成熟プロセスを大量に提供する企業、アナログ・パワー・MEMSなど特殊プロセスに特化する企業に分かれ、顧客は性能・コスト・供給安定性から委託先を選びます。経済安全保障の観点から、各国が自国内へのファウンドリ誘致を進めている点も近年の特徴です。
収録 15社
ファウンドリの特徴
- 顧客が設計した半導体のウェハ製造を請け負う
- 先端ロジック・成熟プロセス・特殊プロセスで棲み分ける
- ファブレス企業の製品はファウンドリが製造する
- 各国が経済安全保障の観点で国内誘致を進めている
ファウンドリの主要企業15社
韓国の専業ファウンドリ大手。0.35μm〜0.11μmのアナログ・パワー・イメージセンサー専門プロセスを提供。中国・日本・台湾・米国のファブレス顧客向けに、成熟ノードでの安定量産を担う。
世界第3位のファウンドリ。AMD・IBM半導体部門を統合して設立。12nm以上の成熟ノードとRF-SOI・FD-SOI特殊プロセスに特化。2021年にNASDAQ上場。
世界最大のCPUメーカー。従来はIDMとして自社プロセスでCPUを製造してきたが、Intel Foundry Servicesを設立しファウンドリ事業にも参入。Intel 18A(1.8nm相当)など先端プロセス開発を推進。
中国安徽省合肥市に設立されたディスプレイドライバーIC特化ファウンドリ。40nm〜55nmプロセスでディスプレイ・タッチIC・IoT・エッジAI向けチップを量産。Himax・Novatek等のファブレス顧客向け量産実績あり。
台湾の中堅ファウンドリ。40nm〜0.35μm世代の成熟プロセスに特化し、マイコン・電源IC・ドライバーIC向けの量産を担う。日本のSBIグループと宮城県でJSMCを共同設立。
トヨタ・ソニー・NTT等8社が出資して2022年設立の日本の最先端ファウンドリ。北海道千歳に工場建設中で2nm世代チップの量産を2027年に目指す。
世界最大のメモリメーカーであり、先端ロジックファウンドリでもあるIDM。DRAM・NANDフラッシュで市場をリードし、3nmプロセスでTSMCと競合。
米国唯一のDoDパートナー認定ファウンドリ(旧Cypress Semiconductor製造部門)。CHIPS法の支援対象として米国内での先端半導体製造を推進。130nmノード中心にオープンPDK(SKY130B)で研究・スタートアップ向けに開放。
中国最大の半導体受託製造企業(ファウンドリ)。28nm・14nmプロセスを主力とし、中国の半導体サプライチェーン内製化の中心的役割を担う。
イスラエル拠点のスペシャルティファウンドリ。RF・パワー半導体・CMOSイメージセンサ・SiGe BiCMOS特殊プロセスに特化し、Intel買収提案(破談)でも注目。
世界最大の半導体ファウンドリ。3nm、5nm、7nmなど最先端プロセスノードで業界をリード。Apple、NVIDIA、AMDなど主要ファブレス企業の製造パートナー。
台湾第2位のファウンドリ。TSMC創業より1年早い1980年設立の老舗。22/28nm成熟ノードに特化し、車載・産業・ディスプレイ向けを主力とする。
アナログ・混合信号・パワー・MEMS・SiCに特化した専業ファウンドリ。汎用デジタルロジックは手がけず、130nm〜1μmの成熟ノードでアナログ集積・RF・センサー・パワーデバイスの量産に特化。自動車・医療・産業グレードに強み。
台湾の成熟プロセス専業ファウンドリ。TSMCの関連会社として設立。0.11μm〜0.5μm世代のディスプレイドライバ・電源IC・センサー向け量産に強み。
中国第2位のファウンドリ。55nm〜0.35μmの成熟プロセスを強みとし、パワー半導体・MCU・RF・埋込みフラッシュ向けに特化。上海に複数のFABを持つ。
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