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最終更新 2026-10-28

直行率とは(ファーストパスイールド)

First Pass Yield (FPY)

直行率(ファーストパスイールド)とは、工程に投入した製品のうち、手直しや再検査をせずに1回目でそのまま合格した製品の割合です。途中で手直しして良品になったものは含めないため、最終的な歩留まりでは見えない無駄を表します。半導体の工場では、露光のリワーク率やテストの再テスト率として管理します。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ

定義・解説

直行率(ファーストパスイールド)とは、工程に投入した製品のうち、手直し(リワーク)や再検査、修理をせずに、1回目でそのまま合格して次の工程へ進めた製品の割合のことです。最終的に良品になった割合を表す歩留まりとは違い、途中で手直しをして良品になったものは直行率には含めません。そのため、工程の中に隠れた無駄を見つけるための指標として使われます。

たとえば100枚のウェハのうち、露光の重ね合わせがずれて90枚だけがそのまま合格し、残り10枚をレジストを剥がして塗り直し(リワーク)、もう一度露光して全数合格した場合、最終的な歩留まりは100%ですが、直行率は90%です。リワークの10枚の分だけ、装置の時間や材料、作業が余分にかかり、製品が工場を通り抜ける時間(TAT)も延びています。

複数の工程をつないだ全体の直行率は、各工程の直行率の掛け算になります(ローリングスループットイールド)。90%の工程が10個並ぶと、全体では約35%しか一度で通り抜けられません。半導体の工場では、露光のリワーク率、テストの再テスト率などとして直行率を管理し、改善の対象の工程を見つけるのに使います。

図解

歩留まりと直行率を、数えるもの・リワーク品の扱い・例の値・分かることで比較した表

図をタップで2倍に拡大

複数工程の直行率は掛け算になる(90%×10工程で約35%)。

よくある質問(FAQ)

直行率と歩留まりの違いは何ですか?
歩留まりは、投入した製品のうち最終的に良品になった割合で、手直しをして良品になったものも含めます。直行率は、手直しや再検査をせずに1回目で合格したものだけの割合です。歩留まりが高くても直行率が低い工程は、手直しのための時間や費用が多くかかっています。
ローリングスループットイールドとは何ですか?
複数の工程を順番に通るとき、各工程の直行率を掛け合わせて求める、全体を一度で通り抜けられる割合のことです。1つ1つの工程の直行率が高く見えても、工程の数が多いと全体の値は大きく下がるため、工程の数が数百にもなる半導体の製造では特に重要な考え方です。

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