WaferX 310とは
WaferX 310 は、リガクの同時波長分散型 蛍光 X 線分析装置(WDXRF)です。300mm/200mm のブランケットウェーハ(パターンなし)上の膜厚と組成を測定し、大量生産の半導体工場で使われます。ロボット搬送で全自動運転できます。
X 線をウェーハに当てて出てくる各元素の蛍光 X 線を測ることで、膜の組成と厚さを非破壊で求めます。特許の「回折回避」機能で正確な XRF 結果を得られ、AD-Boron チャンネルによりボロンを高感度で分析できます。軽元素の検出に向けて、超薄ベリリウム窓の 4kW 封入型 Rh X 線管と、オイルフリーの固体 X 線発生装置を使います。
ウェーハ厚のばらつきを補正する高さ調整機構を持ち、最大 20 の固定チャンネルまたは走査型の構成を取れます。FOUP、SMIF、スルー・ザ・ウォールの構成があり、GEM300 対応のソフトウェアを備えます。BPSG、PSG、金属膜、多層膜、WSix、電極膜、強誘電体薄膜(FRAM)、次世代 DRAM 向け膜などを測ります。
主な特長
- •同時波長分散型 XRF(最大 20 固定チャンネル)
- •特許の回折回避機能、AD-Boron による高感度ボロン分析
- •4kW 封入型 Rh X 線管
- •300/200mm、全自動・GEM300 対応
主な仕様
| 分析手法 | WDXRF(波長分散型蛍光 X 線) |
|---|---|
| 対応ウェハ径 | 150 / 200 / 300 mm |
| 特徴 | 最大 20 元素を同時分析・B/P など超軽元素に対応 |
| 主要用途 | BPSG・PSG・金属膜・電極膜の膜厚/組成管理 |
※ メーカーの公開情報に基づく参考値です。構成・オプションにより異なります。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。
スペック比較
複数の機種が掲載している項目を並べています。
| 項目 | リガク(Rigaku)WaferX 310 | ブルカー(Bruker)JVX7300LSI | マルバーン・パナリティカル(Malvern Panalytical)2830 ZT |
|---|---|---|---|
| 分析手法 | WDXRF(波長分散型蛍光 X 線) | HRXRD・XRR・(GI)XRD | WDXRF(波長分散型蛍光 X 線) |
| 対応ウェハ径 | 150 / 200 / 300 mm | 300 mm | 最大 300 mm |
| 特徴 | 最大 20 元素を同時分析・B/P など超軽元素に対応 | 校正不要の第一原理測定(組成・膜厚・歪み・密度・結晶性) | 0.2 nm ~ 10 µm・ホウ素まで・最大 25 枚/時 |
| 主要用途 | BPSG・PSG・金属膜・電極膜の膜厚/組成管理 | エピ積層・SiGe・Si 上 III-V の工程監視 | 膜組成・膜厚・ドーパント濃度の測定 |
※ スペックは各メーカーの公開情報に基づく参考値です。メーカーが公表していない項目は「—」としています。正確な仕様はメーカーへお問い合わせください。
主な用途
- •BPSG・PSG・金属膜・多層膜の膜厚・組成管理
- •強誘電体膜・次世代 DRAM 向け膜の評価
掲載カテゴリ
WaferX 310は次の装置カテゴリで他社製品と並べて掲載しています。
メーカー
リガク(Rigaku)
X線回折・X線分析装置の専業メーカー。半導体薄膜の結晶性評価や材料研究向けのX線分析技術で、グローバルに事業展開する。
膜組成分析装置(XRF/FTIR)のほかの製品
リガク(Rigaku)のほかの製品
関連用語
出典・確認した公開情報
最終確認日:2026-10-06