静電チャックの世界シェアと主要サプライヤー
最終更新:2026-10-03
要点
静電チャックは、新光電気工業・日本ガイシ・京セラ・TOTOなど日本のセラミックス・部品メーカーが大きな存在感を持つ部品で、装置メーカーの内製や再生品の市場も重なっています。高純度のセラミックスと電極・ヒーター・冷却の構造を一体で作り込む技術が求められます。公開されたシェアの数値は差が大きいため、主要な供給元を示しています。
静電チャックの主要サプライヤー
| 区分 | 企業 | 特徴 |
|---|---|---|
| セラミックス・部品メーカー | 新光電気工業 | エッチング装置向けの静電チャックで大手 |
| セラミックス・部品メーカー | 日本ガイシ(NGK Insulators) | 窒化アルミニウムのヒーター・静電チャック。CVD向けに強い |
| セラミックス・部品メーカー | 京セラ | アルミナ・窒化アルミニウムの精密セラミックス部品 |
| セラミックス・部品メーカー | TOTO | 衛生陶器の技術を応用した静電チャック |
| 装置メーカー(内製・再生) | Applied Materials、Lam Research、東京エレクトロン(TEL) | 自社装置向けの設計・内製や、使用済み品の再生(リファービッシュ) |
※ 静電チャックは装置メーカーへの部品供給と、装置の保守・交換の市場が重なっており、公開されたシェアの数値は調査会社による差が大きいため、ここでは主要な供給元の顔ぶれを示しています。上記のほか、住友大阪セメントや韓国のメーカーなども供給しています。
日本のセラミックスメーカーが強い理由
静電チャックは、セラミックスの中に電極を埋め込み、電圧をかけて静電気の力でウェハを吸着する部品です。プラズマや腐食性のガスに長期間耐え、ウェハ全面の温度を均一に保つ必要があるため、高純度のセラミックスの焼成と、電極・ヒーター・冷却の構造を一体で作り込む技術が求められます。日本のセラミックスメーカーが長年の材料技術を生かして大きな存在感を持っています。
静電チャックには、セラミックスの絶縁性が高く電荷が動かないクーロン型と、わずかに電気を通すセラミックスで強い吸着力を得るジョンセン・ラーベック型があります。エッチング装置ではアルミナ系、高温のCVD装置では窒化アルミニウム系が多く使われ、ウェハを載せる台であるペデスタルやヒーターと一体になった製品も多くあります。