シリコンウェハーの世界シェア(上位5社)

最終更新:2026-10-03

要点

シリコンウェハーは、信越化学(信越半導体)・SUMCO・GlobalWafers・Siltronic・SK Siltronの上位5社で世界の売上の9割を超える寡占市場で、日本の2社だけで約半分を占めます。大口径で欠陥の少ない単結晶を作る技術と、顧客の長い認定の期間が参入障壁になっています。シェアは調査会社と年で変わるため、目安の区間で示しています。

シリコンウェハーの世界シェア(上位5社)

シリコンウェハー(ポリッシュド・エピ・SOIを含む)の売上高ベースの目安
順位企業シェアの目安本社特徴
1信越化学工業約25〜30%日本子会社の信越半導体が製造。300mmで首位級
2SUMCO約20〜25%日本300mm比率が高く、先端ロジック・メモリ向けが中心
3GlobalWafers(環球晶圓)約15〜18%台湾2016年に米SunEdison Semiconductorを買収して3位に
4Siltronic約12〜14%ドイツGlobalWafersによる買収は2022年に独当局の承認が得られず不成立
5SK Siltron約10〜12%韓国SKグループ。米国でSiCウェハ事業も展開

※ シェアは調査会社・集計年・対象範囲(売上高か数量か、子会社を含むか)によって大きく変わるため、複数の公開情報をもとにした目安の区間で示しています。順位が入れ替わる年もあります。

上位5社で9割を超える寡占市場

シリコンウェハーは、上位5社で世界の売上の9割を超える寡占の市場で、うち日本の2社(信越化学・SUMCO)だけで約半分を占めます。直径300mmで欠陥のほとんどない単結晶をチョクラルスキー法で安定して育てる技術、ナノメートル単位の平坦度に磨き上げる研磨の技術、そして顧客の半導体メーカーによる長い認定の期間が、新規の参入を難しくしています。

SEMIの統計によると、世界のシリコンウェハーの出荷面積は年間120億〜150億平方インチ程度で推移しています。需要は半導体の生産量に連動しますが、ウェハーメーカーは顧客と数年単位の長期契約を結ぶことが多く、半導体の市況ほどには価格が大きく振れにくい特徴があります。

SiCウェハは別の顔ぶれ

パワー半導体向けのSiCウェハは、昇華法(PVT法)で結晶を作るため、シリコンとは主要メーカーが異なります。米Wolfspeed、米Coherent、ロームの子会社SiCrystal、SK Siltronのほか、近年は中国のメーカーが生産量を急速に伸ばしています。 ウェハの種類ごとの違いはエピウェハとポリッシュドウェハの違い、口径の推移はウェハサイズの変遷も参照してください。

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