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最終更新 2026-10-28

イオン交換樹脂とは

Ion Exchange Resin

イオン交換樹脂とは、水の中に溶けているイオンを、自分が持つ水素イオンや水酸化物イオンと交換して取り除く樹脂の粒で、超純水を作る装置の中心の材料です。陽イオン用と陰イオン用の樹脂を混ぜた層に水を通すと、出てきたイオンが水になり、比抵抗が18.2MΩ·cmに近い純粋な水が得られます。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

イオン交換樹脂とは、水の中に溶けているナトリウムやカルシウム、塩化物、硫酸などのイオンを、自分が持っている水素のイオン(H⁺)や水酸化物のイオン(OH⁻)と入れ替えて(交換して)取り除く、小さな粒の形をした樹脂です。半導体の工場で使う超純水を作る装置の中心となる材料の1つです。

プラスのイオンを取り除く陽イオン交換樹脂は、ナトリウムなどのイオンを取り込んで代わりにH⁺を出し、マイナスのイオンを取り除く陰イオン交換樹脂は、塩化物などのイオンを取り込んで代わりにOH⁻を出します。出てきたH⁺とOH⁻は結びついて水(H2O)になるため、両方の樹脂を混ぜた層(混床)に水を通すと、イオンがほとんどない純粋な水になります。理論上、純粋な水の比抵抗は25℃で約18.2MΩ·cmで、超純水はこの値に近づけて管理されます。

樹脂は、イオンを取り込み続けるとやがて交換できなくなるため、塩酸や水酸化ナトリウムを流して元の状態に戻す(再生する)か、新しいものに交換します。超純水の装置では、前段で逆浸透膜などで大部分の不純物を取り除いた後、イオン交換樹脂で残ったイオンを取り除き、さらに使う場所の近くで、再生せずに使い捨てる高純度の樹脂(カートリッジポリッシャー)で仕上げます。

図解

陽イオン交換、陰イオン交換、水の生成、純水までのイオン交換樹脂の働き

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交換しきった樹脂は塩酸や水酸化ナトリウムで再生する。

よくある質問(FAQ)

混床(ミックスベッド)とは何ですか?
陽イオン交換樹脂と陰イオン交換樹脂を均一に混ぜて1つの容器に詰めたものです。水が通る間に、陽イオンの交換と陰イオンの交換が何度も繰り返されるため、それぞれを別々の容器に分けた場合よりも、残るイオンをはるかに少なくできます。超純水の仕上げに使われます。
超純水の比抵抗が18.2MΩ·cmなのはなぜですか?
完全に純粋な水でも、水の分子のごく一部がH⁺とOH⁻に分かれているため、わずかに電気を通します。その分だけで決まる比抵抗の理論的な上限が、25℃で約18.2MΩ·cmです。超純水はイオンをほぼ取り除いてこの値に近づけ、比抵抗計で純度を常に監視しています。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. 日本化学会「原理がわかる簡単なイオン交換カラムの製作(化学と教育 64巻4号)」(2026/10/28 確認)