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最終更新 2026-10-28

SEMI F47とは(瞬時電圧低下への耐性)

SEMI F47 (Voltage Sag Immunity)

SEMI F47とは、雷などで電圧が一瞬だけ下がる瞬時電圧低下(瞬低)が起きても、半導体の製造装置が止まらずに動き続けられるよう、耐えるべき条件を定めたSEMIの規格です。電圧が50%で0.2秒、70%で0.5秒、80%で1秒続いても動作を続けることを求めます。装置を止めないための基本の規格です。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 関連用語
  5. 比較・違いを学ぶ
  6. 出典・参考資料

定義・解説

SEMI F47とは、雷などで電力の系統の電圧が一瞬だけ下がる瞬時電圧低下(瞬低、電圧サグ)が起きても、半導体の製造装置が止まらずに動き続けられるように、装置が耐えるべき電圧の低下の大きさと時間を定めたSEMIの規格です。電圧が完全になくなる停電とは違い、瞬低は数十ms〜1秒程度の短い時間に、電圧が平常の数十%まで下がる現象です。

規格では、装置が止まらずに耐えるべき条件として、電圧が平常の50%まで下がる状態が0.2秒、70%まで下がる状態が0.5秒、80%まで下がる状態が1秒続いても、動作を続けられることを求めています。電圧と時間を軸にしたグラフに、この条件の線(F47曲線)を引き、装置の試験の結果がその上にあれば合格です。

半導体の製造では、装置が瞬低で1台止まるだけでも、処理中のウェハが不良になったり、装置の立ち上げ直しに長い時間がかかったりして、大きな損失になります。工場全体を無停電電源装置(UPS)で守るのは費用がかかるため、まず装置そのものを瞬低に強くし、それでも足りない重要な部分だけをUPSなどで守る、という考え方で、この規格が使われています。装置の電源や制御の回路、リレーやモーターの選び方が対策の中心です。

図解

SEMI F47で定められた50%・70%・80%の電圧低下と、それぞれ耐えるべき時間の一覧

図をタップで2倍に拡大

電圧と時間のグラフに引いた条件の線をF47曲線と呼ぶ。

よくある質問(FAQ)

瞬時電圧低下(瞬低)とは何ですか?
落雷や電力の系統の事故などで、電圧が数十msから1秒程度の短い時間だけ、平常の数十%まで下がる現象です。停電と違い電気は完全にはなくなりませんが、装置の電源や制御の回路が誤って止まったり、リセットされたりすることがあります。日本でも年に数回から十数回程度起こる地域があります。
SEMI F47に合格すればUPSは不要ですか?
SEMI F47は規格の範囲の瞬低に耐えることを求めるもので、それより深い、または長い電圧の低下や、停電には対応できません。そのため、真空ポンプや制御用のコンピュータなど、止まると影響の大きい部分には、UPSや瞬低の補償装置を組み合わせて使うのが一般的です。

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出典・参考資料

  1. SEMI「F04700 - SEMI F47 - Specification for Semiconductor Processing Equipment Voltage Sag Immunity」(2026/10/28 確認)