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最終更新 2026-10-28

真空度とは(低真空・中真空・高真空・超高真空)

Degree of Vacuum (Vacuum Ranges)

真空度とは、気体がどれだけ少ないかの度合いで、圧力(Pa)で表します。JISでは低真空(100kPa〜100Pa)、中真空(100Pa〜0.1Pa)、高真空(0.1Pa〜10⁻⁵Pa)、超高真空(10⁻⁵Pa以下)に区分され、区分ごとに使うポンプと真空計が変わります。エッチングやCVDは主に中真空で行います。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ

定義・解説

真空度とは、真空がどれだけ「薄い」か、つまり気体がどれだけ少ないかの度合いで、ふつうは圧力(Pa)で表します。圧力が低いほど真空度が高いといいます。日本産業規格(JIS Z 8126-1)では、圧力の範囲によって、低真空(100kPa〜100Pa)、中真空(100Pa〜0.1Pa)、高真空(0.1Pa〜10⁻⁵Pa)、超高真空(10⁻⁵Pa以下)に区分しています。

真空度の区分ごとに、気体のふるまい、使う真空ポンプ、真空計の種類が変わります。低真空〜中真空では気体は粘性流で流れ、ドライポンプやルーツポンプが使われ、真空計はピラニ真空計や隔膜真空計です。高真空〜超高真空では分子流になり、ターボ分子ポンプやクライオポンプ、イオンポンプが使われ、真空計は電離真空計です。1つの真空計で全範囲を測ることはできません。

半導体の製造装置は、工程ごとに必要な真空度が違います。ドライエッチングやCVDは、ガスを流しながら0.1Pa〜数百Pa程度の中真空で処理します。スパッタリングは0.1Pa〜1Pa程度で、その前にチャンバーを高真空まで引いて不純物を減らします。分子線エピタキシーや表面分析の装置は、超高真空が必要です。圧力の単位は、昔のTorr(1Torr≒133Pa)やmbarも装置で使われています。

図解

JISによる低真空、中真空、高真空、超高真空の圧力範囲と主な用途・機器の一覧

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1Torr≒133.3Pa。

よくある質問(FAQ)

真空度が高いとはどういう意味ですか?
圧力が低い、つまり気体の分子が少ないことを意味します。「真空度が高い=圧力が低い」と逆の関係になるため、混乱しやすい点です。数値で伝えるときは、「真空度」ではなく圧力の値(Pa)で表すと誤解がありません。
TorrとPaの換算は?
1Torrは1mmHg(水銀柱1mm)で、約133.3Paです。大気圧は約760Torr=約101.3kPaです。1Pa≒7.5mTorr、0.1Pa≒0.75mTorrです。半導体の装置では、今もmTorrやTorr、mbarの表示が使われることがあります。

設備の製造メーカー

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