EOLとは、半導体メーカーがある製品の生産を終えることです。終息を決めると顧客へ通知し、最後に注文を受け付ける期限(ラストタイムバイ)と、最後に出荷する時期を示します。顧客は必要な数量を見積もって最後の発注をするか、別の製品へ切り替えるかを判断することになります。
製品が終息する理由は、需要の減少だけではありません。古い世代の製造ラインを閉じる、使っていた材料が入手できなくなる、外部から買っていた設計資産のライセンスが切れる、といった供給側の事情も引き金になります。特に成熟プロセスの製品では、工場の都合が理由になることが多くあります。
受け入れ側にとっては重い出来事で、産業機器や車載のように機器の寿命が長い分野では、数年分をまとめて買い置きする対応が取られます。買い置きには在庫の費用と、長期保管による実装不良のリスクが伴います。こうした事情から、調達部門は設計段階から供給元を複数持つことや、長期供給を約束された製品を選ぶことを重視します。