最終更新 2026-10-09

セカンドソースとは(代替供給元)

Second Source

セカンドソースとは、元のメーカー以外に、同じ機能・同じ端子配置で置き換えられる半導体を供給するメーカーや製品で、供給の途絶や価格のリスクを下げるために確保します。1980年代にIBMの要求でインテルがAMDにCPUの製造権を与えた例が有名です。先端品はPDKの違いで別工場での製造が難しく、成熟品で確保されやすい傾向です。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ

定義・解説

セカンドソースとは、ある半導体の製品について、元のメーカー(ファーストソース)以外に、同じ機能・同じ端子の配置で置き換えられる製品を供給するメーカー、またはその製品のことです。代替供給元とも呼ばれます。1つのメーカーにしか頼れない状態を避け、供給の途絶や価格の交渉力の面でのリスクを下げるのが目的です。

半導体の歴史では、セカンドソースが業界の形を大きく変えた例があります。1980年代、IBMはパソコンにインテルのCPUを採用する条件として、別のメーカーからも供給できることを求め、インテルはAMDに製造の権利を与えました。このように、元のメーカーが技術の使用を認める(ライセンスを与える)形のセカンドソースのほか、元のメーカーとは関係なく互換品を作る場合もあります。

近年は、地震や工場の火災、コロナ禍の供給不足をきっかけに、自動車メーカーなどがセカンドソースの確保を改めて重視しています。ただし、先端の半導体は製造するファウンドリの設計ルール(PDK)に合わせて設計されるため、別の工場で同じものを作るには設計のやり直しや再認定が必要で、簡単ではありません。そのため、複数の工場で作れる成熟した世代の製品や、汎用的な部品でセカンドソースが確保されやすくなっています。

図解

セカンドソースのライセンス型・互換品型と、製品の世代による確保しやすさ
元のメーカーをファーストソースと呼ぶ。

よくある質問(FAQ)

なぜセカンドソースが必要なのですか?
1つのメーカーにしか頼れないと、そのメーカーの工場が災害や事故で止まったときに製品を作れなくなり、価格の交渉でも不利になるからです。同じ製品を別のメーカーからも買えるようにしておくことで、供給を続けやすくなり、価格や納期の面でも交渉力を保てます。
先端の半導体でセカンドソースが難しいのはなぜですか?
先端の半導体は、製造するファウンドリごとの設計ルール(PDK)に合わせて設計されるため、別の工場で作るには設計のやり直しが必要になるからです。さらに、性能や信頼性を改めて確認する認定にも時間とコストがかかります。そのため、先端品では1社に頼らざるを得ないことも多くなっています。

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