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最終更新 2026-10-28

ULPAフィルタとは(HEPAとの違い)

ULPA Filter

ULPAフィルタとは、粒径0.15µmの粒子を99.9995%以上捕集する超高性能のエアフィルタで、半導体の工場のクリーンルームの天井のFFUに取り付けられています。HEPAフィルタ(0.3µmを99.97%以上)より高性能です。0.1〜0.3µm程度の粒子が最も通り抜けやすく、分子状の汚染物質はケミカルフィルタで別に取り除きます。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ

定義・解説

ULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air filter)とは、空気の中の非常に小さな粒子まで、ほとんどすべてを取り除く超高性能のエアフィルタです。日本産業規格(JIS Z 8122)では、粒径0.15µmの粒子を99.9995%以上捕集するものと定められています。半導体の工場のクリーンルームでは、天井のファンフィルタユニット(FFU)に取り付けられ、きれいな空気を部屋に送り込んでいます。

似たものにHEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air filter)があり、粒径0.3µmの粒子を99.97%以上捕集するものとされています。HEPAは病院の手術室や医薬品の工場、家庭用の空気清浄機などで使われ、ULPAはさらに高い清浄度が必要な半導体の工場で使われます。どちらも、ガラスの細い繊維などを不織布にした濾材を、ひだ状に折りたたんで面積を広げた構造をしています。

フィルタは、繊維で粒子をふるい分けるのではなく、粒子が繊維にぶつかったり、拡散して触れたりすることで捕まえます。そのため、大きすぎる粒子も小さすぎる粒子も捕まえやすく、その中間の0.1〜0.3µm程度の粒子が最も通り抜けやすくなります。半導体の工場では、ガラスの繊維からホウ素が出て汚染になることを避けるため、フッ素樹脂(PTFE)の膜を使ったフィルタも使われ、分子状の汚染物質はケミカルフィルタで別に取り除きます。

図解

HEPAフィルタとULPAフィルタを、捕集の基準・使用場所・取り付け・取れないもので比較した表

図をタップで2倍に拡大

欧州の規格(EN 1822)ではH13・H14・U15〜U17などの等級で表す。

よくある質問(FAQ)

ULPAフィルタとHEPAフィルタの違いは何ですか?
JISの規格で、HEPAフィルタは粒径0.3µmの粒子を99.97%以上、ULPAフィルタは粒径0.15µmの粒子を99.9995%以上捕集するものと定められています。ULPAのほうが小さな粒子まで、より高い割合で取り除けるため、半導体の工場のように非常に高い清浄度が必要な場所で使われます。
フィルタで最も通り抜けやすい粒子の大きさは?
おおむね0.1〜0.3µm程度です。大きな粒子は慣性で繊維にぶつかって捕まり、非常に小さな粒子は空気の分子にぶつかってふらふら動く(拡散)ため繊維に触れて捕まりますが、その中間の大きさの粒子はどちらの効果も弱く、最も通り抜けやすくなります。

設備の製造メーカー

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