最終更新 2026-10-19

清浄度クラスとは(ISO 14644)

Cleanroom Class (ISO 14644-1)

清浄度クラスとは、クリーンルームの空気がどれだけきれいかを、空気1m³あたりの決められた大きさ以上のパーティクルの数の上限で表した等級です。ISO 14644-1ではクラス1〜9の9段階で、数字が小さいほどきれいです。旧米国規格のクラス100はISOクラス5、クラス10はISOクラス4にほぼ相当します。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

清浄度クラスとは、クリーンルームの空気がどれだけきれいかを、空気1m³あたりに含まれる、決められた大きさ以上のパーティクル(微粒子)の数の上限で表した等級です。国際規格のISO 14644-1では、クラス1からクラス9までの9段階が定められ、数字が小さいほどきれいです。日本ではJIS B 9920も同じ考え方で定められています。

ISOのクラスNでは、0.1μm以上のパーティクルの数の上限が、1m³あたり10のN乗個になるように決められています。たとえばISOクラス5では、0.1μm以上が10万個、0.5μm以上が3,520個までです。以前は米国の連邦規格(FED-STD-209E)の「クラス100」「クラス10」という呼び方が広く使われており、これは1立方フィートあたりの0.5μm以上のパーティクルの数で、クラス100がISOクラス5、クラス10がISOクラス4、クラス1がISOクラス3にほぼ相当します。現場では今もこの呼び方が使われることがあります。

半導体の工場では、ウェハがむき出しになる場所ほど高い清浄度が求められます。ただし、建屋全体を非常に高いクラスに保つのは、空調の費用がかかりすぎます。そこで現在の工場では、ウェハをFOUPという密閉された容器に入れて運び、装置の前のEFEMの中だけを特に清浄に保つミニエンバイロメントの考え方で、部屋全体の清浄度は少し緩めながら、ウェハの周りだけを極めて高い清浄度にしています。

図解

ISOクラス3から7について、0.5μm以上のパーティクル数の上限と旧米国規格のクラスの対応を示した表
ISOクラスNでは、0.1μm以上の粒子の上限が1m³あたり10のN乗個になるよう定められている。

よくある質問(FAQ)

ISOクラス5と旧規格のクラス100は同じですか?
ほぼ同じ清浄度に相当します。旧米国規格のクラス100は、1立方フィートあたり0.5μm以上のパーティクルが100個以下という意味で、これを1m³あたりに直すと約3,520個になり、ISOクラス5の0.5μm以上の上限と一致します。ただし、測る粒子の大きさの範囲などの細かい規定は異なります。
半導体工場はどのくらいの清浄度ですか?
場所によって異なります。ウェハがむき出しになる装置の中やFOUPの中はISOクラス1〜3程度の極めて高い清浄度に保たれ、人が作業する部屋全体はそれより緩いクラスで運用されることが一般的です。ウェハの周りだけを特に清浄にするミニエンバイロメントの考え方が使われています。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. 日本エアロゾル学会「クリーンルーム関連規格と空気清浄度(エアロゾル研究 17巻3号)」(2026/10/19 確認)
  2. 日本空気清浄協会「クリーンルームにおける清浄度管理と測定(空気清浄 63巻2号)」(2026/10/19 確認)