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HBM帯域幅計算ツール(GPUのメモリ帯域・容量)

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要点

HBMの1スタック帯域は「ピン速度 × I/F幅 ÷ 8」で、HBM3E(9.6Gbps・1024bit)なら約1.2TB/s、HBM4(8Gbps・2048bit)なら約2TB/sです。GPUの総帯域はこれにスタック数を掛けた値になります。バッチ1のLLM推論では1トークンごとに全重みを読むため、生成速度の上限はほぼ「帯域 ÷ 重みサイズ」で決まります。

HBM構成の入力

総メモリ帯域9.83 TB/s
1スタックの帯域1.23 TB/s
総容量(物理)288GB
1スタックの容量36GB

製品プリセットは各社が公表している総帯域と容量から、1スタックあたりのピン速度を逆算して入れています。H200の141GBのように、製品の公称容量は物理容量より少し小さくなることがあります。

LLM推論のトークン生成速度(理論上限)

1ユーザーあたりの生成速度の上限49.2トークン/秒
重みのサイズ140GB
HBM容量に収まるか収まる

バッチサイズ1の推論では、1トークンを出すたびに全重みをHBMから1回読み出すため、速度の上限はほぼ「帯域 ÷ 重みサイズ」で決まります。KVキャッシュの読み出しや演算時間は含まない概算です。バッチを大きくすると同じ読み出しで複数ユーザー分を処理できるので、全体のスループットは上がります。

HBM世代別の帯域早見表

各世代の代表的な最大ピン速度での計算値。HBM4 は JEDEC 規格値(2048bit・8Gbps)で、メーカー各社はこれを上回る速度を開発している
世代ピン速度I/F幅1スタック帯域8スタック搭載時
HBM2E3.6 Gbps1024 bit461 GB/s3.69 TB/s
HBM36.4 Gbps1024 bit819 GB/s6.55 TB/s
HBM3E9.6 Gbps1024 bit1.23 TB/s9.83 TB/s
HBM48 Gbps2048 bit2.05 TB/s16.38 TB/s

HBMの帯域はどう決まるか

HBMは、DRAMダイを縦に積んでTSVで貫通配線し、GPUの横にインターポーザ経由で並べるメモリです。1スタックあたり1024本(HBM4では2048本)という非常に広いI/Fを持つのが特徴で、ピン1本の速度はGDDRより遅くても、本数の多さで桁違いの帯域を得ています。GDDR6Xは1チップ32bitで、21Gbpsで動かしても1チップ84GB/sです。

帯域を増やす手段は、ピン速度を上げる・I/Fを広げる・スタック数を増やすの3つです。スタック数はGPUの外周の長さとインターポーザの大きさで上限が決まるため、HBM4ではI/F幅を2倍にする方向が選ばれました。

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