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最終更新 2026-10-28

LTPDとは(ロット許容不良率)

LTPD (Lot Tolerance Percent Defective)

LTPD(ロット許容不良率)とは、抜き取り検査で、不良率がこの値のロットを90%の確率で不合格にできる不良率の水準です。半導体の信頼性試験では、77個を試験して不良0個ならLTPD 3%(90%の信頼度で不良率3%以下)と言え、JEDECの規格でもこの条件がよく使われます。サンプル数を決める基本の考え方です。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 関連用語
  5. 比較・違いを学ぶ
  6. 出典・参考資料

定義・解説

LTPD(Lot Tolerance Percent Defective:ロット許容不良率)とは、抜き取り検査で、不良品の割合がこの値ほど高いロット(製品の群)は、高い確率で不合格にできる、という不良率の水準のことです。ふつうは、不良率がLTPDのロットが誤って合格してしまう確率(消費者の危険)を10%とし、90%の信頼度で「不良率はLTPD以下である」と言える、という意味で使います。

半導体の信頼性試験では、LTPDを使って試験に必要なサンプルの数を決めます。たとえば、77個を試験して不良が0個なら、90%の信頼度で不良率は約3%以下(LTPD 3%)と言えます。これは、不良率3%の母集団から77個を選んで1個も不良が出ない確率が約10%であることから求められます。JEDECの規格(JESD47)では、高温動作寿命試験(HTOL)などで、3ロットから77個ずつを試験し、不良0個で合格とする条件がよく使われます。

LTPDは、少ないサンプルで判定できる一方、言えるのは「不良率がこの値以下である可能性が高い」ということだけで、実際の不良率はもっと低いことがほとんどです。量産品の不良を数ppmの水準で保証するには、LTPDの試験だけでは足りず、出荷前のスクリーニングや、市場での故障率(FIT)の管理、工程の管理と組み合わせて品質を保証します。

図解

不良0個のときのサンプル数22、45、77、230個とLTPDの対応

図をタップで2倍に拡大

(1−LTPD)のサンプル数乗=0.1 から求めた目安。

よくある質問(FAQ)

なぜ77個で不良0個だとLTPD 3%なのですか?
不良率3%の母集団から1個選んで良品である確率は0.97で、77個すべてが良品である確率は0.97の77乗≒0.096、つまり約10%です。不良率が3%もあれば、77個中1個も不良が出ないことは10%しか起こらないため、不良0個なら90%の信頼度で不良率は3%以下と言えます。
LTPDとAQLの違いは何ですか?
AQL(合格品質水準)は、生産者の立場で「この不良率なら高い確率で合格させたい」という水準です。LTPDは、消費者の立場で「この不良率のロットは高い確率で不合格にしたい」という水準です。抜き取り検査の計画は、この2つの水準とそれぞれの危険率から決めます。

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. NIST/SEMATECH e-Handbook of Statistical Methods「6.2.2. What kinds of Lot Acceptance Sampling Plans (LASPs) are there?」(2026/10/28 確認)