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最終更新 2026-10-28

SEMI E84とは(搬送の受け渡し規格)

SEMI E84 (Parallel I/O Handoff)

SEMI E84とは、天井を走る搬送の車両(OHT)などと、製造装置の入口のロードポートの間で、FOUPを安全に受け渡すための信号のやり取りを定めたSEMIの規格です。受け渡しを始める、準備ができた、完了したといった信号を順番に確かめ合い、落下や誤った搬入を防ぎます。300mmの工場の自動搬送に欠かせません。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

SEMI E84とは、天井を走る自動搬送の車両(OHT)などの搬送装置と、製造装置の入口のロードポートの間で、ウェハの入った容器(FOUP)を安全に受け渡すための信号のやり取りを定めたSEMIの規格です。搬送の車両がFOUPを下ろしたり持ち上げたりするとき、装置の側が受け入れの準備ができているか、途中で何か起きていないかを、お互いに確かめ合いながら作業を進めます。

やり取りは、受け渡しを始める、準備ができた、作業中、完了した、といった意味を持つ十数本の信号で行います。たとえば、搬送の車両が「この場所に下ろしたい」と知らせ、ロードポートが「受け入れてよい」と返し、車両がFOUPを下ろして「完了した」と知らせ、ロードポートが受け取りを確かめる、という順番です。信号は、赤外線などを使った光通信の装置で、非接触でやり取りされることが一般的です。

決められた順番どおりに信号がそろわないと受け渡しが進まないため、FOUPの落下や、別の容器との衝突、作業中の装置への誤った搬入を防げます。異常があれば非常停止の信号で作業を止めます。300mmの工場で、ウェハをほぼすべて自動で運ぶためには欠かせない規格で、搬送の車両のメーカーと装置のメーカーが違っていても同じ方法で受け渡しができます。

図解

受け渡しの開始、受け入れの許可、FOUPの荷下ろし、完了の確認までのSEMI E84の流れ

図をタップで2倍に拡大

異常があれば非常停止の信号で作業を止める。

よくある質問(FAQ)

SEMI E84の信号はどうやってやり取りしますか?
搬送の車両とロードポートのそれぞれに付けた光通信の装置(赤外線など)で、非接触でやり取りするのが一般的です。受け渡しの開始、受け入れの準備、作業中、完了、非常停止などの意味を持つ信号を、決められた順番で送り合い、両方の条件がそろったときだけ受け渡しを進めます。
SEMI E84とSEMI E87の違いは何ですか?
SEMI E84は、FOUPを物理的に受け渡すときの搬送装置と装置の間の信号の手順を定めた規格です。SEMI E87は、受け取ったFOUPのIDや中のウェハの並びを確かめ、装置の中での容器の状態を管理するための、装置と工場のホストコンピュータの間の通信の規格です。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. SEMI「E08400 - SEMI E84 - Specification for Enhanced Carrier Handoff Parallel I/O Interface」(2026/10/28 確認)