サプライヤー品質エンジニア(SQE)
サプライヤー品質エンジニア(SQE)は、薬液・ガス・シリコンウェハ・装置部品などの仕入れ先を監査・指導し、自社に入ってくる材料と部品の品質を保証する職種です。半導体では材料のわずかなロット差が歩留まりに直結するため、不良品を受け入れで止めるだけでなく、仕入れ先の工程そのものに入り込んで品質を作り込むことが求められます。購買部門と組んで仕入れ先を選び、育てる仕事でもあります。
仕事内容
仕入れ先の監査と認定
新しい仕入れ先や新しい材料を採用する前に、相手の工場を訪れて製造工程・検査体制・クリーン度・トレーサビリティを確認し、採用してよいかを判断します。
変更管理
仕入れ先が原料・製造拠点・工程を変えるときは、事前に通知を受けて影響を評価し、必要なら自社で評価してから受け入れます。通知のない変更は、原因の分かりにくい歩留まり低下の典型的な引き金です。
受入品質の監視
仕入れ先の出荷データや自社の受入検査結果を SPC で監視し、規格内でも傾向が変わったら早めに仕入れ先と原因を確認します。抜き取り検査の条件を決めるのも仕事の一つです。
不良発生時の是正
材料・部品が原因の不良が起きたら、仕入れ先と共同で原因を突き止め、再発防止策が工程に入ったかを確認するまで追いかけます。
担当する工程・装置
必要になる知識・用語
主な企業
関連する技術比較
よくある質問
品質保証(QA)との違いは?
品質保証は自社が出荷する製品の品質に責任を持ち、SQEは自社に入ってくる材料・部品の品質に責任を持ちます。顧客品質エンジニアが「出口」なら、SQEは「入口」の品質を担当します。
購買・調達とはどう分担しますか?
価格・納期・契約は購買、品質面の評価と指導はSQEという分担が一般的です。仕入れ先の選定や見直しは両者の評価を合わせて決めるため、日常的に組んで動きます。
どんな経験が活きますか?
工程技術・品質保証・材料開発の経験が活きます。仕入れ先の工程を見て問題点を指摘できるだけの製造現場の知識と、統計的な品質管理の手法が両方求められます。