後工程(実装・テスト)
品質保証(QA・QC)エンジニア
最終更新:2026-09-21
この職種は何をするのか
品質保証(QA)エンジニアは、製品が決められた規格と手順どおりに作られ、顧客に約束した品質水準(DPPMや信頼性)を満たしていることを、組織として保証する職種です。技術的な評価そのものよりも、品質を守る仕組みを作り、それが守られていることを証明する役割を担います。車載向けでは IATF 16949 などの規格対応が仕事の大きな比重を占めます。
仕事内容
品質マネジメントシステムの運用
ISO 9001やIATF 16949に基づく品質マネジメントシステムを運用し、工程管理計画(コントロールプラン)やFMEAを関係部門と整備します。
変更管理(PCN)
工程・材料・装置・製造拠点を変える際には、事前に評価して顧客へ変更通知(PCN)を出し、承認を得ます。半導体は長期供給が前提の製品が多く、変更管理は顧客との信頼の要です。
顧客不良への対応
顧客から不良が報告されたら、故障解析・製品技術と原因を特定し、8Dレポートなどで対策を報告します。再発防止が機能しているかの確認までが責任範囲です。
監査と出荷品質の管理
顧客監査への対応や、材料・外注先(OSATなど)の監査を行います。出荷品質の指標を監視し、悪化の兆しがあれば工程側に是正を求めます。
担当する工程・装置
必要になる知識・用語
主な企業
関連する技術比較
よくある質問
QAとQCの違いは何ですか?
QC(品質管理)は製造現場で検査や工程管理によって品質を作り込む活動で、QA(品質保証)はその活動全体が機能していることを顧客に対して保証する活動です。半導体企業では両方を同じ部門が担うことも多くあります。
技術職ですか、管理職ですか?
技術職です。不良の原因や工程変更の影響を技術的に判断できないと顧客に説明できないため、プロセスやテストを経験してから品質保証に移るキャリアが一般的です。
他業種の品質保証経験は生きますか?
自動車部品や電子部品の品質保証経験、特にIATF 16949やFMEAの実務はそのまま生きます。半導体固有の工程と故障メカニズムを後から学ぶ形で転職する人は多い職種です。