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最終更新 2026-10-28

ゲージR&Rとは(測定システム分析)

Gage R&R

ゲージR&Rとは、測定器や測定の方法が持つばらつきの大きさを評価する方法で、同じ条件で測ったときのばらつき(繰り返し性)と、人や装置が変わったときのばらつき(再現性)を求めます。製品のばらつきや規格の幅に対する割合(%GRR)が10%未満なら合格、30%を超えると不合格とされるのが一般的です。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

ゲージR&Rとは、測定器や測定の方法(測定システム)そのものが持つばらつきが、どれくらいの大きさかを評価する方法です。R&Rは、同じ人が同じ測定器で同じものを何度も測ったときのばらつき(繰り返し性:Repeatability)と、測る人や装置が変わったときのばらつき(再現性:Reproducibility)の頭文字です。測定システム分析(MSA)の代表的な手法です。

工程の管理では、測定で得られたばらつきを工程のばらつきと考えますが、実際にはその中に測定器のばらつきが混ざっています。測定器のばらつきが大きいと、本当は安定している工程を異常と判断したり、逆に異常を見逃したりします。そこで、製品のばらつきや規格の幅に対して、測定システムのばらつきが何%を占めるか(%GRR)を求め、一般には10%未満なら合格、10〜30%は用途によって条件付きで使用可、30%を超えると不合格とされます。

半導体の工場では、CD-SEMによる寸法の測定、膜厚計、重ね合わせの計測などで、測定器を新しく入れたときや定期的に、ゲージR&Rを行います。複数の装置で同じ項目を測る場合は、装置ごとの差(装置間の整合)も確かめます。測定の対象が数nmの寸法になると、測定器のばらつきが規格の幅に対して無視できなくなるため、その評価はますます重要になっています。

図解

%GRRが10%未満、10〜30%、30%超のときのゲージR&Rの判定の目安

図をタップで2倍に拡大

判定の基準は自動車業界のMSAの手引きなどで一般的に使われる値。

よくある質問(FAQ)

繰り返し性と再現性の違いは何ですか?
繰り返し性は、同じ人が同じ測定器で同じものを何度も測ったときのばらつきで、主に測定器そのもののばらつきを表します。再現性は、測る人や測定器、時間が変わったときに生じるばらつきで、操作の仕方や装置ごとの差を表します。両方を合わせたものがゲージR&Rです。
ゲージR&Rはなぜ必要なのですか?
測定で得たばらつきには、工程のばらつきと測定器のばらつきが混ざっているからです。測定器のばらつきが大きいと、工程能力指数が実際より悪く見えたり、良品を不良と判定したりします。工程を正しく管理するには、まず測定システムが十分に正確であることを確かめる必要があります。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. NIST/SEMATECH e-Handbook of Statistical Methods「2.4. Gauge R & R studies」(2026/10/28 確認)