プロダクトミックスとは、1つの工場の生産ラインで、どの製品をどれだけの割合で作るかという製品の組み合わせです。メモリのような少品種大量生産は効率よく回せますが、ファウンドリやアナログの多品種少量生産では段取りやレチクル交換が増え、TATが延びWIPの管理も複雑になります。工場の能力は製品構成とセットで計画されます。
目次5項目
- 定義・解説
- 図解
- よくある質問
- 関連用語
- 比較・違いを学ぶ
定義・解説
プロダクトミックスとは、1つの工場(ファブ)の生産ラインで、どの製品をどれだけの割合で作っているかという製品の組み合わせのことです。半導体の工場の運営では、同じ装置を多くの製品で共有するため、プロダクトミックスが生産の効率やコストを大きく左右します。
メモリの工場のように、少ない種類の製品を大量に作る「少品種大量生産」では、装置の条件の切り替えが少なく、ラインを効率よく回せます。一方、ファウンドリやアナログ・パワー半導体の工場では、数百から数千の製品が同じラインを流れる「多品種少量生産」になり、製品ごとに異なるレシピやフォトマスク(レチクル)の交換、装置の条件の確認が頻繁に発生します。
多品種になるほど、装置の段取りの時間が増え、ロットの待ち時間が延びて製造期間(TAT)が長くなり、仕掛品(WIP)の管理も複雑になります。また、製品によって通る工程や時間が違うため、どの装置がボトルネックになるかもプロダクトミックスで変わります。そのため、工場の生産能力は「何枚作れるか」だけでなく「どの製品構成で何枚作れるか」で計画され、製造実行システム(MES)や投入計画、ロットの配分(ディスパッチ)のルールで最適化されます。
図解
製品構成が変わると、ボトルネックになる装置も変わる。よくある質問(FAQ)
プロダクトミックスが生産能力に影響するのはなぜですか?
製品によって通る工程の数や、各装置で処理にかかる時間が違うからです。ある装置を長く使う製品が増えるとその装置がボトルネックになり、工場全体で作れる枚数が減ります。そのため、工場の生産能力は特定の製品構成を前提に計算されます。
多品種少量生産で起こる問題は何ですか?
製品ごとにレシピやフォトマスクを切り替える段取りの時間が増え、装置の稼働率が下がります。また、少量のロットがあちこちで待たされて製造期間(TAT)が延び、仕掛品(WIP)の管理も複雑になります。MESやロットの配分のルールを工夫して対応します。
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