用語イメージセンサ(CMOS)最終更新 2026-10-10出典 1件Excel・PDF版

ソースフォロワ・エミッタフォロワとは

Source Follower / Emitter Follower

ソースフォロワ(バイポーラではエミッタフォロワ)とは、出力の電圧が入力の電圧にほぼそのまま追従する増幅回路です。電圧の増幅率はほぼ1倍ですが、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いため、信号源と重い負荷の間で信号を受け渡すバッファとして使われます。CMOSイメージセンサーの画素にも入っています。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

ソースフォロワとは、MOSトランジスタのゲートに入力し、ソースから出力を取り出す増幅回路で、ドレイン接地回路とも呼ばれます。バイポーラトランジスタで同じ形をとったものがエミッタフォロワ(コレクタ接地回路)です。出力の電圧が入力の電圧にほぼそのまま追従(フォロー)することから、この名前があります。

電圧の増幅率はほぼ1倍(実際には1より少し小さい)で、電圧そのものは大きくしません。その代わり、入力側のインピーダンスが高く(前の回路から電流をほとんど取らない)、出力側のインピーダンスが低い(後ろに重い負荷をつないでも電圧が下がりにくい)という性質があります。このため、弱い信号源と重い負荷の間に入れて信号を受け渡す「バッファ」として使われます。出力はゲートとソースの間の電圧の分だけ入力より低くなる(エミッタフォロワでは約0.6〜0.7V)ため、電圧の位置をずらすレベルシフトにも使えます。

身近な例が、CMOSイメージセンサーの画素です。各画素には、光で生じた電荷を電圧に変えたあと、その電圧を読み出し用の長い配線に送り出すためのソースフォロワが入っています。オペアンプの出力段や、AD変換器の前で信号を受け渡す回路にも使われます。

図解

ソースフォロワ・エミッタフォロワの増幅率・入出力インピーダンス・出力電圧の性質
ドレイン接地(コレクタ接地)回路とも呼ばれる。

よくある質問(FAQ)

増幅率が1倍なのに、なぜ使うのですか?
電圧は大きくしなくても、電流を流す力を大きくできるからです。入力側はほとんど電流を取らず、出力側は重い負荷に十分な電流を流せるため、弱い信号源の電圧を下げずに次の回路へ受け渡せます。インピーダンスを変換する回路、つまりバッファとして重要です。
イメージセンサーの画素でソースフォロワが使われるのはなぜですか?
画素の中で光の電荷を変換した電圧はとても弱く、そのままでは読み出し用の長い配線の容量を動かせないからです。ソースフォロワを入れることで、画素の小さな電圧を下げずに、長い配線の先の読み出し回路まで送り出せます。

設備の製造メーカー

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. 群馬大学「「集積回路システム工学」講義資料(4) アナログ集積回路 基本回路(1)」(2026/10/10 確認)