シュムープロットとは、電源の電圧と動作の周波数など2つの条件を縦横に変えて試験し、合格・不合格を格子状に並べた図です。合格の領域の広がりと境界の形から、デバイスがどれだけ余裕を持って動くかが一目で分かります。新しいデバイスの特性評価や、領域の形の異常から不良の原因を探るのに使われます。
目次6項目
- 定義・解説
- 図解
- よくある質問
- 設備の製造メーカー
- 関連用語
- 比較・違いを学ぶ
定義・解説
シュムープロットとは、半導体の試験で、2つの条件(たとえば電源の電圧と動作の周波数)を縦と横に少しずつ変えながら試験を繰り返し、それぞれの組み合わせで合格したか不合格だったかを格子状に並べた図です。デバイスがどの条件の範囲なら正しく動くか(動作の余裕)を、一目で確認できます。名前は、米国の漫画に登場する、形の定まらない生き物「シュムー」に由来すると言われています。
よく使われるのは、横軸に周波数(または出力を読み取る時刻)、縦軸に電源の電圧をとったものです。電圧が高いほど速く動けるため、合格の領域は、電圧が高く周波数が低い側に広がり、その境界の形から、デバイスの速さが電圧にどう依存するかが分かります。設計どおりの条件(仕様)の点が合格の領域の内側に十分入っていれば、余裕を持って動いていることになります。
シュムープロットは、新しいデバイスの特性の評価や、不良の原因の調査に使われます。合格の領域の境界の形が想定と違ったり、領域の中に穴のような不合格の点があったりすると、特定の回路のタイミングの問題や、ノイズ、製造のばらつきなどの手がかりになります。温度を変えて複数のシュムープロットを比べることもよくあります。
図解
温度を変えた複数のシュムープロットを比べることも多い。よくある質問(FAQ)
シュムープロットでは何を読み取りますか?
まず、仕様で決められた条件の点が合格の領域の内側に十分入っているか(動作の余裕)を見ます。次に、合格の領域の境界の形から、速さが電圧や温度にどう依存するかを読み取ります。境界が想定と違う形をしていたり、領域の中に不合格の点が混じっていたりすれば、不良の手がかりになります。
なぜ「シュムー」と呼ぶのですか?
合格と不合格の境界の形が、米国の漫画に登場する、ぽってりとした形の定まらない生き物「シュムー」に似ていたことに由来すると言われています。半導体の試験の分野で古くから使われている呼び名です。
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