テストヘッドとは、半導体の自動テスト装置(ATE)のうち、測定するチップのすぐ近くに置かれ、信号を出したり受けたりする回路を収めた部分です。ATEは、全体を制御するメインフレーム(本体)と、このテストヘッドに分かれています。テストヘッドの中には、ピンごとの信号を扱うピンエレクトロニクスのボードや、電源のボード、アナログやRFの測定ボードなどがぎっしりと並んでいます。
テストヘッドを測定するチップの近くに置くのは、配線を短くして、高速な信号を正確にやり取りするためです。ウェハテストでは、テストヘッドをウェハプローバの上にかぶせ、プローブカードを介してウェハ上のチップにつなぎます。パッケージ後の最終テストでは、テストハンドラにテストヘッドをつなぎ、DUTボード(ロードボード)とテストソケットを介してチップに接触させます。
テストヘッドは数百kgになることもある重い装置で、マニピュレータと呼ばれる支持機構で持ち上げたり回したりして、プローバやハンドラに位置を合わせて取り付けます(ドッキング)。1台のテストヘッドで同時に測れるチップの数(同時測定数)や、搭載できるボードの種類と数が、テストのコストとスループットを大きく左右します。