最終更新 2026-10-19

ピンエレクトロニクスとは

Pin Electronics

ピンエレクトロニクスとは、自動テスト装置(ATE)の中で、測定するチップのピン1本ごとに用意された回路で、信号を出し、受けて判定し、電流を測る機能をまとめたものです。主にドライバ、コンパレータ、アクティブロード、PMUの4つの機能からなり、ATEの測定の精度と速さを決めます。

目次7項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ
  7. 出典・参考資料

定義・解説

ピンエレクトロニクスとは、自動テスト装置(ATE)の中で、測定するチップのピン(端子)1本ごとに用意された、信号を出す・受けて判定する・電流を流すといった機能をまとめた回路のことです。テストヘッドの中のボードに実装され、数百から数千ピン分が並んでいます。ATEがチップを正しく評価できるかどうかは、このピンエレクトロニクスの精度と速さで決まります。

1ピン分のピンエレクトロニクスは、主に4つの機能を持ちます。決められた電圧の高低(0と1)をチップに与えるドライバ、チップから出てきた電圧が基準より高いか低いかを判定するコンパレータ、チップの出力に一定の電流の負荷をかけるアクティブロード、そして電圧をかけて電流を測ったり電流を流して電圧を測ったりするPMU(Parametric Measurement Unit)です。コンパレータで判定するタイミングを決める信号がストローブです。

デジタルのテストでは、テストベクタに従ってドライバが信号を送り、コンパレータが期待値と比べて合否を決めます。DCパラメトリックテストでは、PMUでリーク電流や出力電圧を測ります。チップの高速化に合わせて、ピンエレクトロニクスには、より速い信号と細かいタイミングの精度、低い電圧の正確な扱いが求められ、専用のICとして作られています。

図解

1ピン分のピンエレクトロニクスを中心に、ドライバ・コンパレータ・アクティブロード・PMU・タイミング発生・ストローブを並べた図
構成はATEの機種やピンの種類(デジタル・電源・アナログ)で異なる。

よくある質問(FAQ)

ピンエレクトロニクスのPMUとは何ですか?
PMU(Parametric Measurement Unit)は、ピンに電圧をかけて流れる電流を測ったり、電流を流して電圧を測ったりする回路です。リーク電流や入力電流、出力電圧など、DCの電気的な特性を測るパラメトリックテストに使われます。全ピンに持つ方式と、複数のピンで共有する方式があります。
ドライバとコンパレータの役割の違いは?
ドライバはATEからチップに向けて、決められた電圧の高低で0と1の信号を送る回路です。コンパレータはチップから出てきた信号の電圧を基準の電圧と比べ、0か1かを判定する回路です。テストでは、ドライバで入力を与え、コンパレータで出力が期待値どおりかを調べます。

設備の製造メーカー

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出典・参考資料

  1. 電気学会「ICテスタの技術変遷(電気学会誌 133巻3号)」(2026/10/19 確認)