ストローブとは、試験装置(ATE)がデバイスの出力の信号を、1サイクルの中のどの時刻に読み取って期待値と比べるかを決めるタイミングです。読み取った電圧を比較器でH・Lに判定します。ストローブの時刻をずらしながら試験すると出力の遅れや時間の余裕が分かり、シュムープロットの作成にも使われます。
目次7項目
- 定義・解説
- 図解
- よくある質問
- 設備の製造メーカー
- 関連用語
- 比較・違いを学ぶ
- 出典・参考資料
定義・解説
ストローブとは、半導体の試験装置(ATE)が、被試験デバイス(DUT)の出力の信号を「いつ」読み取って期待値と比べるかを決めるタイミング、またはその読み取りの動作のことです。カメラのストロボのように、決められた一瞬だけ信号を見ることからこう呼ばれます。
ATEは、テストパターン(テストベクタ)に従ってデバイスに入力の信号を与え、出力の信号を、1サイクルの中の決められた時刻(ストローブのエッジ)で読み取ります。読み取った値が「H」か「L」かを、2つのしきい値の電圧(比較器)で判定し、期待する値と一致すれば合格です。一定の時間の幅の中で信号が変化しないかを確かめるウィンドウストローブもあります。
ストローブの時刻を少しずつずらしながら試験すると、デバイスの出力がいつ確定するか(出力の遅れ)や、どれだけ時間の余裕があるかを測れます。電圧と時刻を縦横に振って合否を並べたものがシュムープロットです。高速なデバイスほど、ストローブの時刻の精度(数十ps程度)がテストの品質を左右します。なお、DDRメモリのインターフェースでは、データと一緒に送られて読み取りの時刻を知らせる信号(DQS)をデータストローブと呼びます。
図解
DDRメモリでは、読み取りの時刻を知らせる信号(DQS)をデータストローブと呼ぶ。よくある質問(FAQ)
エッジストローブとウィンドウストローブの違いは何ですか?
エッジストローブは、決められた一瞬の時刻で出力の値を読み取る方法です。ウィンドウストローブは、決められた時間の幅の中で、出力が期待する値のまま変化しないかを確かめる方法です。信号の途中のひげのような乱れ(グリッチ)を見つけたいときには、ウィンドウストローブが使われます。
ストローブの時刻をずらすと何が分かりますか?
出力が正しい値に確定するまでの時間(出力の遅れ)や、正しく読み取れる時間の範囲が分かります。時刻と電源の電圧などを縦横に変えて合否を並べると、シュムープロットになり、デバイスがどれだけ余裕を持って動いているかを一目で確認できます。
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