用語半導体テスト装置ロジックテストシステム最終更新 2026-10-09出典 2件Excel・PDF版

テストプログラムとは

Test Program

テストプログラムとは、ATE(自動テスト装置)上で動作し、半導体チップのどのピンにどんな信号を与え、どの順で試験し、どの値なら合格か、不合格ならどのビンに分けるかまでを定義したソフトウェアです。AdvantestのSmarTestやTeradyneのIG-XLなどテスタごとの環境で開発され、その出来がテスト時間(コスト)と不良流出(品質)を左右します。

目次8項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連する製品
  6. 関連用語
  7. 比較・違いを学ぶ
  8. 出典・参考資料

定義・解説

テストプログラムとは、ATE(自動テスト装置)上で動作し、半導体チップの試験の手順と合否の基準をすべて定義したソフトウェアです。どのピンにどの電圧とタイミングで信号を与えるか、どのテストをどの順番で実行するか、測定値がどの範囲なら合格か、不合格ならどのビンに分類するかが記述されています。同じテスト装置でも、テストプログラムを入れ替えることで異なる製品を試験できます。

テストプログラムは主に次の要素で構成されます。(1)ピンの設定:電源電圧、入力信号の電圧レベル、出力を判定するしきい値。(2)タイミングの設定:信号を印加する時刻や出力を比較する時刻(ストローブ)。(3)テストパターン(テストベクタ):入力と期待値の系列。(4)テストフロー:オープン/ショート試験、パラメトリック試験、機能試験などの実行順序と分岐。(5)リミットとビン定義:合格範囲と、結果に応じたビニングの規則です。

テストプログラムの記述環境はテスタのメーカーごとに異なります。Advantestの V93000ではSmarTest、TeradyneのUltraFLEXではIG-XLという開発環境が使われており、同じ製品でもテスタを変えるとプログラムを作り直す必要があります。このため、テスト技術者には特定テスタの環境への習熟が求められ、テストプログラムの開発は後工程における専門性の高い業務の一つになっています。

テストプログラムの出来はテストコストと品質を直接左右します。試験項目を削りすぎれば不良品の流出(テストエスケープ)が増え、項目を増やしすぎればテスト時間が延びてコストが上がります。そのため、量産開始後もテスト時間の短縮や、ウェハテストと最終テストの項目の最適化、統計的な判定基準を使うアダプティブテストの導入など、テストプログラムの改良が継続的に行われます。変更はそのまま品質に影響するため、版管理と承認の手続きが厳格に運用されます。

図解

テストプログラムの典型的な試験の順番(コンタクト・DC・機能・AC・ビン分け)
テストエンジニアが製品ごとに開発し、量産しながら改善していく。

よくある質問(FAQ)

テストプログラムには何が書かれていますか?
電源電圧や信号レベルなどのピン設定、信号を与える時刻と出力を判定する時刻のタイミング設定、入力と期待値の系列であるテストパターン、試験の実行順序と分岐を決めるテストフロー、合格範囲と不合格時の分類を決めるリミットとビン定義が主な内容です。
テストプログラムは誰が作るのですか?
半導体メーカーやOSAT(後工程受託企業)のテスト技術者が、設計部門から受け取った仕様とテストパターンをもとに作成します。テスタのメーカーごとに開発環境が異なるため、特定テスタへの習熟が必要な専門職です。

設備の製造メーカー

この用語に関連する製品

型番は各社の公式製品ページで確認したものです。出典のリンクは各製品ページに載せています。

UltraFLEXplusTeradyne(テラダイン)・ロジックテストシステム
Yield Explorer/SiliconDashSynopsys・品質・歩留まり管理システム(YMS)
UltraFLEXTeradyne(テラダイン)・最終テスト装置

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. Teradyne(テラダイン)「UltraFLEXplus 製品ページ」(2026/10/07 確認)
  2. Synopsys「Yield Explorer/SiliconDash 製品ページ」(2026/10/07 確認)