最終更新 2026-10-09

はんだディップとは(はんだ付け性試験)

Solder Dip

はんだディップとは、部品の端子を溶けたはんだの槽に浸して引き上げ、はんだを付ける方法です。リードの表面処理、挿入型部品のフローはんだ付け、そしてはんだ付け性試験に使われます。試験では約245℃のはんだに数秒浸し、端子の表面の95%以上がはんだで覆われるかを確認して、保管中の劣化を調べます。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 設備の製造メーカー
  5. 関連用語
  6. 比較・違いを学ぶ

定義・解説

はんだディップとは、部品の端子(リード)などを溶けたはんだの槽に浸して引き上げ、はんだを付ける方法です。半導体のパッケージでは、主に3つの場面で使われます。リードの表面にはんだの膜を付ける表面処理、挿入型の部品を基板にはんだ付けする工程、そしてはんだが付きやすいかを確かめる試験です。

表面処理としては、リードフレームのリードを溶けたはんだに浸してはんだの膜で覆い、さびを防ぎ、実装のときにはんだがなじみやすくします。現在の主流は、鉛を使わないスズのめっきで、はんだディップは特定の用途に限られます。基板への実装では、挿入型の部品の端子を、溶けたはんだの槽や、波を立てたはんだの上を通してはんだ付けします(フローはんだ付け)。

試験としては、はんだ付け性試験(ディップアンドルック)が代表的です。端子をフラックスに浸した後、規定の温度(鉛フリーはんだで約245℃)のはんだに数秒浸して引き上げ、端子の表面の95%以上がはんだで覆われているかを拡大して確認します。保管中の酸化などで表面が劣化していないかを調べるもので、JEDECやJISなどで方法が決められています。はんだの熱にパッケージが耐えられるかを調べる「はんだ耐熱性試験」でも、はんだ槽に浸す方法が使われます。

図解

はんだディップの表面処理・フローはんだ付け・はんだ付け性試験での使われ方
試験の条件はJEDECやJISなどの規格で決められている。

よくある質問(FAQ)

はんだ付け性試験では何を確認しますか?
部品の端子が、実装のときにはんだと十分になじむかを確認します。保管中に端子の表面が酸化したり汚れたりすると、はんだがはじかれて付きにくくなります。端子をはんだに浸して引き上げ、表面のほとんど(一般に95%以上)がなめらかにはんだで覆われていれば合格です。
はんだディップとリフローの違いは何ですか?
はんだディップは、溶けたはんだの槽に端子を浸してはんだを付ける方法で、挿入型の部品やリードの表面処理に使われます。リフローは、基板の上に印刷したはんだペーストの上に部品を載せ、全体を加熱してはんだを溶かす方法で、表面実装部品の主流です。

設備の製造メーカー

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