最終更新 2026-10-19

WSTSとは(世界半導体市場統計)

World Semiconductor Trade Statistics (WSTS)

WSTS(世界半導体市場統計)とは、世界の主要な半導体メーカーが報告する出荷額を集計して公表する統計組織で、1986年に発足しました。メモリやロジックなど製品別・地域別の市場の数字を毎月まとめ、年に2回市場の予測を発表します。半導体デバイスの市場の統計で、製造装置の市場はSEMIやSEAJの統計を使います。

目次6項目
  1. 定義・解説
  2. 図解
  3. よくある質問
  4. 関連用語
  5. 比較・違いを学ぶ
  6. 出典・参考資料

定義・解説

WSTS(World Semiconductor Trade Statistics:世界半導体市場統計)とは、世界の主要な半導体メーカーが参加し、半導体の出荷額などのデータを集計して公表している非営利の統計組織です。1986年に発足し、世界の半導体市場の規模や伸びを示す数字として、ニュースや企業の資料で最もよく引用される統計の1つです。

参加企業は、自社の製品の出荷額や出荷数量を製品の分類ごとに報告し、WSTSはそれを集計して地域別・製品別の市場の数字を作ります。製品はメモリ、ロジック、マイクロプロセッサ、アナログ、ディスクリート、オプト(光半導体)、センサーなどに分けられます。月ごとの出荷の統計に加え、年に2回(春と秋)、今後の市場の予測を発表しており、半導体の景気の動き(シリコンサイクル)を読む材料として使われます。

数字は参加企業の報告に基づくため、報告していない企業の売上は推計で補われます。WSTSの数字は「半導体デバイスの市場」であり、製造装置や材料の市場は含みません。装置の市場はSEMIやSEAJ(日本半導体製造装置協会)の統計が使われるため、目的に合わせて使い分ける必要があります。日本では、電子情報技術産業協会(JEITA)がWSTSの日本の窓口になっています。

図解

WSTS、SEMI、SEAJ、JEITAの統計が対象とする市場の比較
各統計の対象範囲は公表元の定義に従う。

よくある質問(FAQ)

WSTSとSEMIの統計の違いは何ですか?
WSTSは半導体メーカーが出荷した半導体デバイス(チップ)の市場の統計です。SEMIは半導体の製造装置や材料の市場の統計を出しています。半導体の需要を見るならWSTS、工場への投資の動きを見るならSEMIやSEAJの装置の統計を使います。
WSTSの予測はいつ発表されますか?
毎年、春(6月ごろ)と秋(11〜12月ごろ)の2回、当年と翌年以降の市場の予測を発表しています。参加企業の担当者が集まる会議で作られ、メモリやロジックなどの製品別、地域別の見通しが示されます。月ごとの出荷の実績は別に公表されます。

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比較・違いを学ぶ

出典・参考資料

  1. WSTS「General Principles」(2026/10/19 確認)
  2. Semiconductor Industry Association(SIA)「Market Data」(2026/10/19 確認)